2030年までに「社があるべき姿」として、新しい価値の創造、社会や地球環境への貢献を目標に掲げ、その実現のために全社をあげてDX推進を加速させる必要があった。組織全体で積極的に取り組むべく、階層や対象者別の課題に合わせた研修を行なうことで社内の人材育成を体系化させ、新規事業の創造と業務改善に繋げた。
DXによるビジネスモデルの新規創出や既存事業の差別化をさらに加速させたい。
管理職、一般職、選抜者と対象を分けて、DXに関連する人材育成の体系化をはかりたい。
全社でDXを推進する上で、社員のIT及びデジタルリテラシーを底上げしたい。
全社的にDXの理解を深め、推進のための社員各人のデジタルリテラシーの基礎知識とスキルを育成する。 研修に参加した社員が推進担当者となり、「DXで成すべきこと」など現場で具体的な 施策を講じる。
・部署や社員各人ごとの新たな業務課題が浮き彫りとなり、今後必要な取り組みが可視化された。
・今回の研修の受講者が、デジタル技術を活用した社内の新規事業および業務改善コンテストに出場し、具体的な成果を全社発表予定。
管理職、一般職、社内推薦を受けた選抜者延べ約300名
4月~8月で延べ19日間実施
全社をあげてDXに関する人材育成の体系化をはかるため、まずは管理職、一般職、 選抜者を対象に、デジタル人材育成プログラム(基礎コース)を実施した。管理職と一般職はDX理解および推進研修、選抜者はRPAやAI、データサイエンスなどのテクノロジーと、Pythonやデータベース活用などデジタル技術の習得およびトレーニングを目的とした研修を受講した。基礎プログラム受講後は、社内で技術部門や業務改革部門などを中心に応用コースを実施する予定で、それにつながる土台作りの研修となった。
①管理職および一般職を対象にDX理解研修を実施(管理職は半日間を6回、一般職は1日間を2回)
②選抜者向けにRPA、ビジネスデータ分析、AI・人工知能研修を実施(各1日間ずつ)
③上記②を受講後に、NextコースとしてPython、データベース入門、既存データの活用と加工編の研修を実施(Python研修は3日間、他研修は各1日間ずつ)
管理職、一般職、選抜者ごとに、それぞれのテーマに沿って、以下のステップで意識と知識の定着をはかります。
本研修では、DX推進により変化した環境がもたらすビジネスや企業自体への影響について深掘りします。そのうえで、DX推進におけるトップマネジメントの役割や、DX推進の阻害および成功要因を考える演習を行ないます。
実際に、経営陣・管理職が主導した、ある企業の取り組み事例についてもご紹介します。(下記、DX理解研修をカスタマイズした研修となりますので、詳細は当社までご相談ください)
「DX」という概念とイノベーションを関連付けることで、組織がDXで何を行なうべきかを明らかにします。活用事例を紹介しながら、推進のためのポイントについて学び、そのうえで「業務改善」や「新規事業創造」、「人材育成の方法」を習得します。
RPA・AI、データ分析と統計についてそれぞれの研修で基礎を理解し、活用方法や、導入後のコストや成果に対する考え方も習得することで実務で役立つスキルにしていきます。
Pythonで、データを読み書きするプログラムを作ることを目的とした研修を受講語、データベースを利用するメリットを理解し、データ抽出のための基本的なSQL文を用いてリレーショナルデータベースの操作を可能にし、データを実際に抽出し加工する方法を学びます。
数多くの企業・自治体のDX人材育成研修を手掛けてきた実績があり信頼できると感じたため
長年の研修実績により蓄積された「豊富な研修ラインナップ」、「ワークが充実した講義」、「業界の知識や知見を潤沢に持つ講師陣」に魅力を感じたから
短期型の研修提供ではなく、管理職、一般職、選抜者等、それぞれのニーズに合った研修を体系化した、中長期的な提案だったため
データ抽出が現場のどのような業務に適しているかを考えるきっかけになった
エクセル以外のツールを使用できて良い経験になった。今後、このツールやITリテラシーを部内で広めたい
これまでPythonには触れたことがなかったが、データの加工方法は絶対習得したいと感じた。社内に眠っているビッグデータがあると思うので、もっと視野を広げ、研修で学んだことを業務に活かせるまでになりたい
・部署や部門を超えた意見交換が新たなビジネス創出のヒントとなった
・組織全体のデータリテラシーの差が可視化され、リテラシー格差を均一にする動きを始めた
・技術部等の社員を中心に応用研修を受講して、社員のIT技術のより一層の強化をはかる