【「電話応対の評価を上げる25のポイント」】
「電話応対の評価を上げる25のポイント」 【22】
■全体の目次:「電話応対の評価を上げる25のポイント」
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【第22回】「電話で商品を売るには何をすればいいか?」
■シナリオ作りの大切さと大原則~会話のスタートとゴールを想定する
お客さまを購入へと結びつける応対を行うためには、シナリオ作りが不可欠です。それは、シナリオを作ることで、ゴールと、ゴールまでの道程を明確にすることができます。
(1)シナリオは、お客様満足のために作るもの
アウトバウンドコールは、基本的には「こちらの都合で掛けるもの」です。お客様の貴重なお時間をいただいて電話をする以上、相手にメリットがあり、分かりやすい内容で話さなければなりません。
そのためにも、最低限、「今回の電話がどういう趣旨なのか」「お客さまにどういうメリットがあるのか」ということを明確にしておく必要があります。
(2)シナリオは「ゴール」が大切
例えば、シナリオのゴールを設定する場合、「お客様に商品についての情報提供をする」場合と、「お客様に商品についての情報提供をおこない、自社の良さを認識していただき、自社のファンになっていただく」では、想定されるシナリオはおのずから違ってきます。まずはゴールをしっかり決めることが大切です。
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■コールの冒頭で相手の心をつかむコツ
(1)最初の15秒ですべてが決まる
アウトバウンドの応対では、お客さまが「積極的に聴く姿勢を持っていない」ということを前提とする必要があります。つまり、最初にお客様を引きつける"気の利いた発言"がないと、お客さまは大抵の場合耳を貸してくれません。
(2)どうすれば興味深く聴いてもらえるか?
A.明るいこと
基本は明るく、スマイルのある話し方です。自信があり、落ち着いた丁寧な応対を心がけましょう!
B.最初の「つかみ」が大切!
つかみ(=アテンション)とは、お客様の興味を喚起するメッセージのことですが、漫才と同様に、とにかく最初(電話なら15秒以内!)に入れることが大切です。こうすることで「それなら話を聴いてみようかな」という注意が喚起され、お客さまにメッセージが伝わりやすくなります。
※つかみの条件
・短く、簡潔に!!
・「お客様のメリット」が不可欠
【例1】
「今日はお知らせがありましてお電話をさしあげたのですが、お時間はよろしいでしょうか?」
【例2】
「今日は○○様にとっての、より便利なお手続き方法をご案内させていただくため、お電話をさしあげたのですが、お時間はよろしいでしょうか?」
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■クロージング
(1)大前提
クロージングとは、自分が意図した電話の目的を達成するために相手に掛けるアプローチのことです。つまり、目的やゴールがはっきりしなければ、クロージングは成功しません。(やはりシナリオ作りが大切!)
(2)タイミング
クロージングでまず大切なことは、タイミングです。お客さまが関心を持っている度合いを確認せずに、性急にクロージングをしても、たいてい失敗します。お客さまの気持ちが「YES」に向かっているという「シグナル」を確認したうえで、クロージングを行いましょう。
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■切り返し話法・応酬話法
(1)お客さまの否定に対する開拓法(ポジティブスクリプト)
こちらが丁寧・熱心にお話しても、お客様から否定的な反応をされることはよくあります。それに対しては、「そうおっしゃいますが、これはお伝えしなければならないことですので・・・」と答えたり、あるいは「しかし、これはお客様にとって価値のあるご提案だと思うのですが」などとつい反論したくなります。しかし、これはNGです。
お客さまは、あなたの「しかし」を「お客様の考えていることや言っていることは、間違いです」という意味にとられます。ですので、こちらからの反論を耳にした瞬間に、お客様はそれ以降の話を聞く気がなくなってしまします。
お客さまが反感を持つことなく、会話を続けるための話し方、これが「切り返し話法」「応酬話法」と言われるものです。ポイントは、お客様を理論・理屈で説得することではなく、「気持ちを自分に向けさせる」ということです。
(2)切り返しのコツ
お客さまの意見に同調しながら、お客様から肯定的な返事を引き出すように話の展開を「肯定へ」「肯定へ」と持っていくことが大切です。
つまり、お客さまが、"YES"と答えやすい質問につなげていくことが大切です。
人は、肯定的な会話を重ねていくと、最初は否定的だった気持ちも、肯定の方向へ自然と変わっていくものです。
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「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方