組織においては、個人の目標も「組織として実現すべき大きな目標」がブレイクダウンされたものである必要があります。
それぞれの目標(下位目標)が組織としての大きな目標(上位目標)を達成するためのワンステップとして有効でないといけない訳です。
しかし、「具体的にどのような目標を立てたらいいのかわからない」あるいは「達成できそうもない目標を上司から押しつけられ、正直困っている」方もおられると思います。
また、「部下の立てた目標が、あまりにも組織の目標から外れている」であるとか、「部下の立てた目標に対してきちんと評価・修正するスキルがない、その時間もない」というお悩みをお持ちの方もおられるかと思います。
このような場合のポイントは、次の3点です。
ア:大きな目標ではなく、すぐにできる「小さな」目標を立てる
イ:すぐにやらなければならない「優先順位が高いもの」を目標とする
ウ:やることを増やすのではなく、「やらないことを決める」
「目標管理」はマネージャーが自らの職場で達成すべき目標を確実に実現するために必要なものです。
目標達成のためにメンバーの個々人が立場・役割・能力に合せて、ふさわしい目標設定を行い、目標を達成するためのアクションプランを立てます。そして、それを"確実"に実行するために目標の管理が必要となります。
どんなにすばらしい成果でも、締切を過ぎてしまえば、目標管理としては失敗です。そのためには、定期的に部下とミーティングを持ち、仕事の進捗状況を目標・アクションプランと照らし合わせてチェックすることが重要です。
次回は、目標設定のコツについて考えてみたいと思います。
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