センターを管理するときは、「1対『組織』のコミュニケーション」
を意識することが大切です。ありがちなのは、メンバーが
マネジメント側を見たときに「何を考えているかわからない」
という印象を持ってしまうことです。今回はこの印象を
減らすための方法をお伝えいたします。
■コミュニケーションは2種類のバランスが大切
職場のコミュニケーションは、「業務に関するもの」
「業務外」の2種類で成り立っています。
そして、どちらかが欠けても円滑な人間関係を保つことは
困難なため、職場においてはこれら2種類のコミュニケーション
のバランスが大切であることは、皆様もご存知のことと思います。
■「組織」のコミュニケーション
もちろん、バランスの重要性は、1対1ではもちろんのこと、
1対「組織」となった場合でも変わりません。「組織」には
業務の数だけ、たくさんの共有すべき情報で溢れていますが、
コミュニケーションの程良いバランスが崩れていないでしょうか?
■「組織」という集団に話しかける雑談力
最も簡単な方法は、学生時代、先生が配っていた「学級通信」を
作ることです。定期刊行物も、作り方・見せ方次第で魅力的な
「雑談」に変えることができます。
■愛されるための製作ポイント
受け入れられ、かつ効果も発揮するためのポイントは以下の
通りです。
1.みんなに関連した情報を扱う
誰だって、自分や仲間が載っていれば、つい見てしまいます。具体例・
新人紹介、キックオフや表彰式などのレポートを写真付きで載せます。
2.トピックの量は3種類程度
A4サイズ1枚でも構いませんが、一目で全部理解できると読む気が
失せます。トピック+記事を3種類程度載せることで、興味を引きます。
3."ゆるさ"を大事にする
業務のトピックを扱うのも大切な共有の目的ですが、全体があまりにも
堅くなりすぎるといけません。ペーパーの名称や体裁、フォントの選択
など、とっつきやすいものにしましょう。変にやる気を出した表現は
"引かれて"しまいます。センター内の空気に合わせましょう。
4.連載を設ける
ゆるいテーマで連載を設けます。続きものがあると、今回は「今回は
何かな?」という興味をひきます。
5.みんなを巻き込む
連載に参加させるなどして、みんなも製作に巻き込みます。
(ポイントは、負担をかけない程度、モチベーションの高い人からリレー
方式で振ってもらうとまわやすくなります。)
6.アピールを忘れない
作って全員に配布します。またドアや掲示板など、目につきやすい
ところにちょっと大きめのサイズで貼っておきます。
■"ゆるい"情報共有が持つ威力
受け入れられることで、その効力を発揮することに繋がります。
マネジメント側が情報を発信することで、「何を考えているかわからない」
という印象を減らすことになります。相手の「顔」が見えてくると、
人間関係の促進や、全体の安定感に繋がります。
また、こまめに情報を発信することで、「うわさ」対策にもなります。
人数が多いほど、様々なところで憶測が飛び交うものです。そうした
「うわさ」をコントロールするのも、大切なマネジメントです。
また、ペーパーを元に、色々なところで本当の雑談が生まれたりも
します。情報のコントロールに加え、人間関係の促進に繋がるツール
として、おススメです!
☆次回へ続く