■参加者の当事者意識の欠如
「自分はやらなくてもよい」「参加しなくてもかまわないだろう」という
気持ちになる参加者は、その人自身に悪意がなくても人数がある
程度以上になると発生します。
特に、グループワークにおいては6名を超えると発生する割合が
高くなります。
【対策例】
・発表してもらう
・一人ひとりに役割を持たせる(リーダー役、書記役、発表役、
タイムキーパー など)
・ゲーム感覚で競争させる(意見の数を競う、評価を点数化するなど)
・ロールプレイングを行う(職員役、お客さま役、評価者役 など)
■感情的な対立
議論を有用なものにするためには「意見の対立」は欠かせませんが、
「個人的な好き・嫌い」により対立してしまってはいけません。また、
感情的な対立を恐れるあまり、本音を隠し、建て前論に終わって
しまっては意味がありません。
【対策例】
・感情的になり始めたら休憩をとる
・論点を整理する
ホワイトボードなど目に見えるかたちに書き出してみると、
論点が明確になります。論点を整理したら、「できない理由」より
「できること」を考えるようにします。
■多数派への同調
「声の大きな人・よく知っている人の意見で議論が進んでしまう」、
「えらい人がいるために意見が出しづらい」、という状況では、
少数意見や尖ったアイディアが埋もれてしまいます。様々な
意見を収集できてこそ、議論が有用なものになります。
【対策例】
・事前にアンケートをとり、回答を一覧化する
・意見をカードや付箋などに書きだして一覧化する
・グランドルールを宣言する
(批判は禁止、必ず全員が発言する など)
☆次回もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方