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■今週のポイント
相手を意識して、ご負担をかけないよう「スピード」ある
応対をする。表情が見えない分、話す言葉に気をつける。
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電話での応対は、お客さまに負担をかけないようスピードに注意して
下さい。また、表情や態度が見えないので、「対面応対」の際と比べて、
話す「言葉」にも気をつけて下さい。電話応対のポイントは、以下の
5つです。
◇1.「スピード」ある応対を心掛ける
よくトラブルとなったり、クレームをさらに大きくしてしまう例として、
相手が急いでいるにも関わらず、自分のペースで応対してしまうことが
あります。特に、急いでいるお客さまには、無駄をはぶき、テキパキと
応対するなど、時と場合に応じて臨機応変に、お客さまのペースに
合わせましょう。
◇2.事前に応対にかかる時間を告げる
急いでいるお客さまには、会話を始める前に、「5分ほどよろしいでし
ょうか」など、応対にかかる時間を事前に告げるのも効果的です。
そうすれば、お客さまに安心してお待ちいただくことができます。
◇3.電話はベル3回以内(10秒以上待たせない)、
保留時間は20秒以内
これ以上、時間がかかる場合は、折り返し電話するのが原則です。
◇4.電話応対の基本スキルを確実に身につける
お客さまの顔が見えないので、名乗り・あいづち、復唱、間の取り方、
クッション言葉(恐れ入りますが、申し訳ございませんが、等々)に
特に気をつけましょう。
また、丁寧な言葉遣いを心掛け、お客さまの話をしっかり聴きましょう。
◇5.電話の転送は2回以上しないよう配慮
転送を2回以上することは避けましょう。お客さまが「たらい回し」に
されているという印象をもつと、それだけで、クレームの解決が困難に
なってしまいます。
6.ウソも方便
クレームの電話で上司を指名された時、「会議中で、ただいまお電話に
出ることができません」という断りは禁物です。お客さまを無視ないし
軽視していると思われるからです。ウソも方便で、少なくとも「外出し
ております」という回答がよいでしょう。
以上、留意点を6点あげましたが、以上のことはクレーム応対に