【基本手順】
基本手順 【1】
前回まで、遭遇しがちな「よくある、困ったクレーム事例」の場面ごとの
対応のポイントについてご紹介しました。今回は、その様々な
クレーム対応の基本となる原則についてご紹介していきたいと思います。
クレーム対応には、手順があります。お客様の気持ちを鎮め、クレームを
激化させないためには、この基本手順を守る必要があります。ぜひ、この
基本手順をマスターし、皆様の現場でご活用ください!
■基本手順1:当事者意識を持つ
お客様のお申し出に対し、自分は関係ないという態度は絶対に
許されません。自分が直接関与していないことでも、お客様に対しては
自分が責任者であるという意識をもって対応します。
多くの人が、クレームに直面してしまうと驚いてしまい、つい以下のような
応対をしてしまいがちです。
お客様:「おたくに作ってもらったシステムが急に止まってしまって
困っているんだけど・・・」
応対者:「その件は、Aの担当ですね」
自分が直接関係ない案件のトラブルに関して、責任を負いたくないと
思うのは至極当たり前な感情です。しかし、困りきって電話をした
お客様は、やっとつながった応対者に「自分は関係ない」と言われて
どう感じるでしょうか?自分は当事者ではないという責任逃れの態度は、
お客様の気持ちを全く無視することになるのです。
逆に、「自分が責任者であるので何でも言ってほしい」という態度で
応対すると、お客様は、「自分は顧客として大切にされている」と
思ってくれます。
■応対のポイント
1.「自分は会社の代表である」という意識を強く持つ
2.お客様が今頼れるのは自分だけという意識を強く持つ
☆次回へ続く
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方