【基本手順】
基本手順 【4-4】
さて本日は、「伝える」際の留意点についてお話します。
■相手に正確な事実を伝える準備
事実のジャブを打つ前の準備としては、伝えるべき事実を6W3H
(なぜ、何を、どうする、誰が、いつまでに、どこで)の枠組みで
考えておくことをお勧めいたします。その際に役にたつのが、
事実確認時にとったメモです。この6W3Hの枠組みにしたがって
事実を伝えることでモレなく、容易に、相手に正確な事実を
伝えることが可能です。
■表情~神妙な顔付きで聴く
・激昂した相手を前にして、無表情や軽薄な愛想笑いを
しないようにしましょう。
・堅苦しくなく、神妙な顔付きで聴きます。
・相手が考えているときにはむやみに笑顔を見せないようにします。
・口を閉じたままの微笑みは、微笑んではいるものの、
否定的なことを言おうと身構えている、
いわば「断りのサイン」とみなされます。
■目つき~要所要所で視線を合わせる
・目の疲れが原因であっても、険しい目つきや眉間の皺は
悪い印象を与えます。
・キョロキョロ・オドオドした視線は、「この人に話しても分かって
もらえない」と不信感を与え、「上司を出せ」につながります。
・要所要所で視線を合わせましょう。
※ただし、10秒以上のアイコンタクトは、不満げに相手を
にらみつけているとも思われるので危険です。
■声~おだやかに、神妙な声で話す
・激昂した相手を前にしても、黙ったり、逆になれなれしい言い方を
しないようにし、あくまでもおだやかに、神妙な声で話しましょう。
激昂した相手は、非常に敏感になっているので、「相手を尊重し、
真剣に聴いている」態度を崩してはいけません。
■態度~背筋を伸ばし、礼儀正しく
・猫背にならないように、背筋を伸ばします。
・深々と座ったり、足を組まないようにします。
☆次回に続く。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方