【基本手順】
基本手順 【4-5】
最近、書面での回答を要求される場面が増えています。その際、
確認が不十分な書面を出したり、お客様の神経を逆撫でするような
内容の書面を出して、後々もめたりする場面が増えています。
書面を出す際は、一般常識で考えて書き、上司・法務関連部署の
確認を取ることが重要です。
■書面を出す時の注意事項
・一般常識で考えて、妥当かを検討すること
~自分個人として、どんなことを書かれたら嫌かをまず考えることが
重要です。言葉と違い書面は「残る」し、伝わる情報量が少なく「誤解」
されます。慎重かつ誠意を持って作成しましょう。
・外部提出書類は上司・法務関連部署の確認を取ること
~回答書や報告書等を書面で提出する場合には、必ず、上司、
クレーム管理部署、法務関連部署のチェックを経る必要があります。
将来訴訟等に発展した場合、証拠となる重要な書類ですので、
安易な対応は厳禁です。
■お詫び状の書き方~出さなければならない時に!
・事実関係と当方の落ち度や責任の所在を書く
・謝るべきことについてははっきりとお詫びする
・事情説明や、事後の対処方法を述べる
・今後二度と同じミスを犯さないという決意を示す
謝罪する際には、ただ安易に謝るだけでなく、今後も、
「お客様との関係を維持できるために何をしなければいけないか」
ということを常に意識します。
※注意点
・責任範囲外のことは書かない
・ワープロソフトで作成した文書は、先方に誠意が伝わりにくいため
原則手書きとする
・FAXやEメールの使用は厳禁
以上が、「基本手順4:解決策を提示する」際の心構え、ポイントでした。
これで、個人がクレームに対応する際の基本手順は全てご紹介
させていただきましたが、いかがだったでしょうか?個人での対応は
これだけできれば十分といえます。
☆次回に続く。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方