■CS(顧客満足)とは何か
CSとはCustomerSatisfaction(=顧客満足)の略です。最近は、単なる「スローガン」や「キャンペーン」となってしまい、「供給側の勝手な思い込み」でサービスを提供しているケースが目立ちます。
CS活動は「どうすればお客さまに喜んでもらえるか」が出発点であることを忘れず、「顧客」と「顧客の期待からスタート」という考え方をベースに企画&実施しましょう。
■CS推進のポイント
CS推進は「顧客の事前期待」を超えることが大切です。ですから、サービスを「期待されていない」時こそ最大のチャンスです。
事前期待>利用実感 → 不満足
事前期待=利用実感 → 普通
事前期待<利用実感 → 満足
■クレーム対応はCS推進の原点
CS推進は三現主義が基本です。
問題が発生したときに、机上で判断するのではなく、「現場」で不具合の起きた「現物」を観て、どのような状態であるのかという「現実」を確認することで解決を図るということです。この3つの「現」を重視しなければ、物事の本質を捉えることが難しいと言われています。逆に、三現主義を重視すれば、より正しい判断に近づくことできるのです。
こうして、顧客の「不満」「不快」を解消させることがCS推進の原点です。また、ひとりひとりが「できる範囲」で部署・全体の代表としてCS推進し、「顧客の喜び」を導くこともできます。成功すると、仕事の「やり甲斐」を増加させてくれるので、「顧客」と「現場」両方における不満解消が実現します。
■CSとホスピタリティ
ホスピタリティとは、まず相手の価値観を想像し、相手の求めるものを推し量る「想像力」から始まります。相手の背景を読む力こそが、ホスピタリティのスタートといえます。
お客さまから想像できる内容をサービスに反映し、その方に最適なサービスを提供します。そうすることでお客さまに喜んでいただくことが、ホスピタリティのあるサービスです。
お客さまに応じた最適なサービスを提供するためには、考慮すべき要素がたくさんあります。ホスピタリティでサービスの質は格段に変わります。
☆次週もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方