【社長・舟橋が語る】
社長・舟橋が語る
これまでは「心がけ」だけで終わっていた「節電」を組織的に
行うことにより、立派な「業務改善」になります。よって、
節電プロジェクトを行うにあたり、業務改善で重視すべき事柄は
すべて当てはまりました。「常識を疑う」「数値化」「歯止め定着化
への工夫」が大切だということです。
3回目の今回は、この3点より「数値化」についてお話します。
■「数値化」1~「明るさ」の数値化で反対者も説得
当社でも「電球を抜く」ことに対して、社員の一部からは
「暗くなると仕事に支障が出る」と抵抗がありました。
しかし、照度計を購入し、それを使って照度を測定して
もらったところ、現状が明るすぎること(1,000ルクス以上)が
わかり、むしろ他の社員たちより積極的に電球の削減に
協力してくれました。
【インソースが購入した照度計】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/412390288X/insource-22/dp/B00306TKGQ
やはり数値化は強力です。「なんとなく」や「感情論」を抑える
切り札です。業務改善の基本は「数値化」と言いますが、
照度計は実に明快に納得を得られるツールです。
蛍光灯を1本にしても全く暗さは感じませんでした。
照度は約350ルクス。ちょうど良い明るさです。そこで、
オフィス全部の蛍光灯を1本ずつにしたところ、以前は明るくて
部屋の中が真っ白でしたが、今は色が鮮やかに見える気がします。
■「数値化」2~画面が暗くても電力は消費している
今回、苦労したのがPCの節電です。PCは仕事の相棒であり、
一旦電源を落とすと立ち上げるのに時間がかかることもあり、長時間
不在時、帰宅時に電源がONになっているものも過去多数ありました。
なんとか啓蒙活動により、PCに関してはマメに電源OFFにするように
なりましたが、ディスプレイの電源OFFは徹底されませんでした。
そこで「ワットメーター」という使用電力量を測定するツールも
購入してみました。
【インソースが購入したワットメーター】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/412390288X/insource-22/dp/B00076YL5M
実際に測定してもらうと、液晶ディスプレイは画面が暗くなっていても、
約20W程度の電力を消費していることがわかりました(23インチ、
2011年購入のPC)。今まで見えていなかった電力の数値化により、
ディスプレイの電力削減が大きく進みました。
■「数値化」3-夏に向けて室温コントロールを行う
エアコンの使用を抑えるためにも、「室温」を知ることは節電のスタートだと
考えています。一定温度まで不用意にエアコンをつけない、室温が
上昇すれば、PCなどの発熱体を一時的に減らして窓を開けることを
習慣化する、などで電力消費の最小化を図っていく予定です。
またこの夏は、涼しく快適に過ごせるように、クールビスを早期に
スタートするなど工夫して節電しようと考えています。
☆来週は「歯止め定着化への工夫」についてお話します。
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