■何といっても数を当たること
自分の経験を振り返れば、就職活動ははっきり言って難しいです。原因はさまざまあるでしょうが、なかなか内定をもらうことができません。10社受けて1社でも内定が出れば好成績なのではないでしょうか。これはイチローの打率よりも低いですね。
でも心配することはありません。マリナーズのイチローは年間に200本以上のヒットを期待されていますが、就職活動を行う皆さんは1社でも内定が出ればいいのです。そのためには何といっても、
「内定が出るまで続けること」
これに尽きます。
とはいえ、10社、20社と応募していくなかで、次から次へと不合格通知が来ると落ち込んでしまうのが人情というもの。自己嫌悪に陥ってしまい、就職活動をやめてしまいたくなります。
しかし、ここでやめればこれまでの苦労はすべて水の泡。それでもなお奮起して、何としても就職活動に挑まなければなりません。今回はそのための考え方のヒントについてお伝えしたいと思います。
■ゲーム感覚で不合格通知をコレクション
厳しい現実ですが、不合格通知は敗者の証。誰でも受け取りたくありません。
でも、よく考えてみてください。
「ほんとうの敗者は誰でしょうか?」
それは、合格通知も不合格通知も受け取らない人、つまり就職活動に挑まなかった人です。その意味では、不合格通知を受け取った人は、就職活動に挑まなかった人に比べて、はるかに勝っています。
「やってみればできたかもしれなかった」
この世でもっとも残念なことの1つです。
そこで、不合格通知もある意味、名誉の負傷。
いっそのこと、ゲーム感覚で不合格通知のコレクションをしてみませんか?
いくつもの不合格通知を受け取り、身も心も疲れ果てたときに、これまでの不合格通知を並べてみたところを想像してみてください。
自分がどれほど行動してきたかが分かるでしょう。自分がどれほどの不合格通知という屈辱に耐えてきたかが分かるでしょう。そして、それでもなお、就職活動に挑もうという自分がいます。
いかがでしょうか。まだまだ就職活動を続けてみようと思いませんか?
せっかくなので、目標は高く、100社や200社もいいかもしれません。いっそのこと、日本のすべての企業から不合格通知をもらう意気込みでもよいかもしれませんね。友人知人と競い合ってみるのもいいですね。
■解釈を変える
先ほどは、不合格通知を「敗者の証」を「名誉の負傷」と解釈を変えてみました。すると、少しでも心の傷が浅くなるだけでなく、うまくすれば、挑戦意欲をより高めることにもなります。
そこで今回は、就職活動で起こるさまざまな出来事に対して、解釈のしかたをいろいろと変えてみて、就職活動を継続するエネルギーに変えるヒントについて考えてみましょう。
不合格通知の「ご希望に沿うことができませんでした」。
→「当社は、あなたの長所を潜在的なものも含めて一生懸命探しましたが、当社の力不足により、高レベルなあなたの使い方がわかりませんでした。」
・縁ととらえる
・内定の数が多ければいいのか?
あなたならどんな解釈をしてみますか?
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方