■先日、新卒採用の方の面接を行いました。
面接官1名に対して複数の受験者と面接をするといろいろなことが見えてきます。例えば、自分の番ではないときにどれだけ共感して聞いているか、ぼーとして自分とは関係ないと思っていないかなど、つぶさに観察をしておりますので油断は禁物です。
■今回は、男性2名との面接でした。
お二方とも快活で、非常に最初の印象は良かったです。ただ、それは最初のうちだけだったのかもしれません。
Aさん。文学部の4年生。文科系のサークル活動と新聞社でのアルバイトをがんばってきたとのことでした。明るくてきぱきとしており、印象がとてもよかったです。
Bさん。経済学部の4年生。高校時代までは運動部に所属していたが、大学に入ってからは入りたいサークルがないのでとのことで、新たなサークルを立ち上げたとのことです。飲食店のアルバイトをしていただけはあり、声の大きな元気な方でした。
■基本的な質問をしています。
志望動機や学生時代に力を入れたことなど、基本的な質問をしていきます。そのときに、言葉遣いの端々や表情をみるようにしています。面接官としては、こちらが話をするよりもできるだけ、話を聴くように心がけています。とはいえ、弊社のアピールの場面でもあるので、丁寧に会社紹介を行いました。そのときも、反応がどうなのかを観察しています。
Aさん。非常に快活でよかったのだが、自分の言いたいことがあふれすぎてまとまらない様子でした。そのため、質問の回答時間が長くなってしまい、ポイントがぼやけてしまい残念でした。
Bさん。こちらも元気がよかったのですが、言葉遣いが無意識に雑になるところがありました。「~っすよね」「~とかぁ」という言葉が、やはりビジネスの場面では耳障りになってしまいした。
■運も味方につけましょう。
採用は時の運というところも、正直あると思います。会社との縁、面接官との相性、応募のタイミングなど。それらを味方につけるためにも、周到な準備が必要です。マニュアルに書いてあるとおりに対応しても、そのうえを行くのが面接官だと思ってください。
Aさん、Bさんともに自分の思うフィールドを見つけて、次のステップに進んでほしいと願うばかりです。
☆次回もお楽しみに。