新入社員研修 成功のヒケツ36話

 

新入社員研修 成功のヒケツ36話

本当にその企業でいいのですか?

本当にその企業でいいのですか?

■本当にその企業、その職種でしかできないことか?

皆さんは様々な業界やいろいろな企業を分析し、応募先を決めていることと思います。その過程で、この業界、この企業、この職種とめ、活動されている方も多いでしょう。

ここで一度、考えてほしいのは、それが深い考えに基づいたものなのかということです。深く考えようとすると、ややもすると狭い考えにつながります。

「この業界が一番自分に合う!」(似たような業界はない?そもそも自分に合うって、なぜ言えるのか?)
「この企業に絶対入る!」(同業他社ではダメな理由は明確?そこを落ちてしまった場合はどうするの?)
「この職種で働きたい!」(組織には異動があるけど、そもそも希望がかなえられるとは限らないし・・・)

実際、上記のような理由で入社した同期、後輩、部下は、入った当初は希望に溢れ、熱い思いで燃えていましたが、夢に敗れて辞めていく確率も高かったです。

皆さんは自分の考え、希望と合わなくてもやっていけますか?本当に自分の決めた業界、企業、職種でなければダメですか?


■大切なことは柔軟な思考と俯瞰する目

自分で決められることはよいことですが、加えて柔軟性も持たないと社会では生きられません。むしろ実際の社会生活では、決めたとおりに行くことの方が少ないのです。

今、就活で自分で決めたとおりにうまくいった人も、なかなかうまく行かない人も、一度、自分を俯瞰して見てみましょう。もしかしたら、違った道が見つかるかもしれません。


■よい企業って?

実は私自身、3回転職を経験しました。また、営業時代には実に多くの会社に訪問させていただいた経験から、よい企業には共通する点があることがわかりました。

1.挨拶ができる
社内を歩いていると、皆が笑顔で挨拶をしてくれる会社は業績がよく、長く存続しています

2.部下が上司に意見(自分の考え)を言える
挨拶に続き、当たり前のようですが、できている企業は思ったより少ないです。

3.やると決まったことが徹底されている
これも当たり前と思うかもしれませんが、多くの企業はいつのまにか形骸化したり、なかったことになっています。

4.自然体なのに、熱い社員が結構いる
説明が難しいのですが、そういう人からはべき論やポーズではなく、本気さが伝わってきます。ポイントは「結構いる」というところです。

5.馴れ合いがない
端から見て「楽しそうに見える」、「人間関係がよさそう」でも、実は馴れ合いということがあります。会社は仲良しクラブでは潰れてしまいます。

私が特に重要視するよい企業のポイントは、「継続的に利益を出し続ける」ことです。いくら給与がよくても、続かなくては意味がないですし、人間関係がよくてもつぶれてしまっては、元も子もありません。

5つのこと、すべてが外から見えるわけではないですが、ちょっと気をつけてみてはいかがでしょうか。

☆次回もお楽しみに。


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