■本当にその企業、その職種でしかできないことか?
皆さんは様々な業界やいろいろな企業を分析し、応募先を決めていることと思います。その過程で、この業界、この企業、この職種とめ、活動されている方も多いでしょう。
ここで一度、考えてほしいのは、それが深い考えに基づいたものなのかということです。深く考えようとすると、ややもすると狭い考えにつながります。
「この業界が一番自分に合う!」(似たような業界はない?そもそも自分に合うって、なぜ言えるのか?)
「この企業に絶対入る!」(同業他社ではダメな理由は明確?そこを落ちてしまった場合はどうするの?)
「この職種で働きたい!」(組織には異動があるけど、そもそも希望がかなえられるとは限らないし・・・)
実際、上記のような理由で入社した同期、後輩、部下は、入った当初は希望に溢れ、熱い思いで燃えていましたが、夢に敗れて辞めていく確率も高かったです。
皆さんは自分の考え、希望と合わなくてもやっていけますか?本当に自分の決めた業界、企業、職種でなければダメですか?
■大切なことは柔軟な思考と俯瞰する目
自分で決められることはよいことですが、加えて柔軟性も持たないと社会では生きられません。むしろ実際の社会生活では、決めたとおりに行くことの方が少ないのです。
今、就活で自分で決めたとおりにうまくいった人も、なかなかうまく行かない人も、一度、自分を俯瞰して見てみましょう。もしかしたら、違った道が見つかるかもしれません。
■よい企業って?
実は私自身、3回転職を経験しました。また、営業時代には実に多くの会社に訪問させていただいた経験から、よい企業には共通する点があることがわかりました。
1.挨拶ができる
社内を歩いていると、皆が笑顔で挨拶をしてくれる会社は業績がよく、長く存続しています
2.部下が上司に意見(自分の考え)を言える
挨拶に続き、当たり前のようですが、できている企業は思ったより少ないです。
3.やると決まったことが徹底されている
これも当たり前と思うかもしれませんが、多くの企業はいつのまにか形骸化したり、なかったことになっています。
4.自然体なのに、熱い社員が結構いる
説明が難しいのですが、そういう人からはべき論やポーズではなく、本気さが伝わってきます。ポイントは「結構いる」というところです。
5.馴れ合いがない
端から見て「楽しそうに見える」、「人間関係がよさそう」でも、実は馴れ合いということがあります。会社は仲良しクラブでは潰れてしまいます。
私が特に重要視するよい企業のポイントは、「継続的に利益を出し続ける」ことです。いくら給与がよくても、続かなくては意味がないですし、人間関係がよくてもつぶれてしまっては、元も子もありません。
5つのこと、すべてが外から見えるわけではないですが、ちょっと気をつけてみてはいかがでしょうか。
☆次回もお楽しみに。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方