本日は私の2回の転職経験からいえることをあげてみます。
■まず動いてみること
学生のころは就職の情報が多すぎて、結局たいした活動もせず卒業をむかえてしまいました。友人たちの話をきくと、エントリーシートを何枚出しても進まないだの、倍率が何十倍だのでゲンナリすることが多かったこともあります。
今振り返ると、最大の過ちは行動しなかったこと。自分で情報を集め、よりよい選択をし、準備をして面接に臨むという就職活動そのものが難しく感じても、アルバイトでも研修参加でも何かしていればよかったと反省しています。働く気があるのに、学生時代何もしないのは本当にもったいないことです。
■持っているものを活用する
(1回目の転職)
私は教員をしていました。教員からの転職を考えたとき、教員免許の他にもっているものといえば、自動車免許位でした。
職業訓練で簿記の初歩を教わったので、これを活かして日商簿記3級を取得。派遣会社に登録し、2週間後には経理事務職として勤め始めました。日商簿記2級をもっていれば、もっと選択肢が増えたかもしれませんが、勤める時期はもっと遅くなっていたと思います。
持っている資格を活用しようとしたことと、反省をふまえて、まず動いたことがスムーズな転職につながったのではないかと思います。
(2回目の転職)
経理事務職として数年勤めたが、もう一段ステップアップして、もっと幅広い業務に携わりたいと考え、転職エージェントに登録しました。事務職の募集のなかに、事業内容が面白そうな企業がありました。
それがインソース。
教員と経理事務の両方の経験が生かせるのではと考え、あえて事務職ではない職種で自己応募しました。結果、応募の職種とは別ですが、幅広く業務に携われる部署での内定をいただきました。
自分で獲得した資格やスキルは決して無駄にならないし、転職活動でフル活用すると納得できる結果につながると感じています。
最初の就職は1色だったものが、転職を重ねるごとに違う色が混ざって、その人ならではの色合いになっていくイメージです。
学生のみなさんの中には、最初の1色を決めることが難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、誰かに相談してもいいと思います。でも自分の人生なので、最終的には自分で決めてみてください。そのほうが後悔が少ないですよ。
☆次回もお楽しみに。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方