今回は採用面接のときの立ち居振る舞いについて少しお話させていただきます。実際に学生の方の立ち居振る舞いを見て、こんなところに気をつけると印象が上がる!ということをいくつかあげてみました。
■進んで挨拶する
まずは、会社に早くついてしまったときの態度です。私は自動販売機に飲みものを買いに行った時に学生の方に遭遇したのですが、知らんぷりをされてしまいました。
実は、会場に通される前から面接は始まっています。自分から進んで挨拶があるとよいですよね。「今日の学生さん、感じよかったね」という社員からの「風評」も決して侮れません。
■最初から立って待っている
次に、会場に入ってからです。相手が部屋に入ってきたら「すぐに」立ち上がって挨拶してほしいですね。
ここでは一瞬の間も許されません。
私のように営業の仕事をしていると、お客様が入ってきたらすぐに立って近づいて、先に名刺を出す、というのが習慣なので、それがないと、印象が格段に下がります。「最初から立って待っている」くらいでよいと思います。
■全力で聴く、学生言葉はNG
最後に聴き方と話し方です。せっかくの機会ですから、全力で聴いてくれるとうれしいです。
つまり、前傾姿勢やうなづき・あいづちなどがあると、こちらも熱が入ります。また、「わたくし的には」や「よろしかったでしょうか」、「なるほどですね」などの学生言葉も気になります。
ビジネスパーソンにとって耳障りな言葉はやはりマイナス印象につながります。
■第一印象は重要
このように、ビジネスの場において第一印象は重要です。
学生時代の友達づきあいなら「あいつ、最初はぶっきらぼうでいやなヤツだと思ったけど付き合ってみたら案外いいヤツだった」というのはありがちですが、ビジネスではありえません。みんな忙しいですし、人間は第一印象に左右されがちですので、最初がマイナスのスタートだと、それをプラスに転じるのは容易なことでありません。
逆に言えば、最初の印象をがんばれば、そのあとのことがスムーズに進みやすいということです。
☆次回もお楽しみに。