インソース学生スタッフの矢澤と申します。
5月にゼネコンに内定をいただき、今はインソースにてアルバイトの毎日を過ごす私が就職活動を終えて思うことがあります。
それは、就活は「費やした時間の【長さ】ではなく、【密度】で決まる」ということです。限られた時間の中で何を優先するか、またいかに多くの情報を吸収するか、ということです。
今回は、就職活動の中で「落選をバネにする」ということについて、体験記をお送りします。
■バンバン落ちた就職活動
冒頭から切ないお話になりますが、私は就職活動の早い段階で、希望する業界の、希望する会社に全て落ちてしまいました。
結果がくる度に、持ち駒(選考に残っている企業数)と自信がどんどん減ってゆき、同時に就職活動に対するやる気もなくなりかけていました。
■落選からは何も学べないのか
落選続きの就職活動で、その事実を受け止めたくなくて、結果報告メールを確認したら即削除、ESも捨てて、もうその企業のことは考えない・・・あんな会社最初から受けなかったということにしてやろう・・・
こんな行動をとることで、ささやかにプライドを守ろうともしました。
そんなある日、就活をしなければならないけれど、やる気が起きない・・・たまった企業のパンフレットでも捨てよう、と思い、資料を整理していた時です。早い段階で落選したけれど、かなり就職したかった企業のESのコピーが出てきました。
私はとっくに捨てたつもりでいたのですが、そのESがひょっこりと(?)ファイルからはみ出ていて、「まあ試しに読んでやるか」と思って目を通してみました。
すると、びっくりするくらい内容の伝わってこない文面に、驚いてしまいました。少し就職活動を過ごすうち、昔の文章の変なところに沢山気けるようになっていたのです。その時はなんとなく、赤で校正もしてみました。
落選したときは正直言って「ちゃんと読んでないでしょう!」とも思ったのですが、私の作ったES自体が「ちゃんと読ませるつもりじゃないでしょう!」という状態だったので、落選したのにも、妙に納得しました。
こんなきっかけで、落選から学ぶことも確かにあるのだなあ・・・と思うようになったのです。
■それから、レビューを書くように
それ以降、ESは全て保存して「通過したもの・そうでなかったもの」で比較をしてみました。また、面接後にも質問内容と、自分の答えを簡単にまとめ、全体の感想を残しておくようにしました。
そうすると、何が良くて何がだめなのか、確実に分かるようになりました。
この習慣が付くと、闇雲に対策本を読むことや、むやみに情報収集する必要がなくなり、自分の改善すべき点にフォーカスした対策を講じることができるようになります。
これが、自分の就職活動の能率を上げた大きな要素だった思います。
■落選をバネにする
就職活動中は、本当にやるべきことが沢山あります。そのせいで、常に「時間がない」ことに焦り、落ちてしまった会社のことを考えるのは二の次になる、もしくは、完全に忘れてしまうことも少なくありません。
それでも、時間がないからこそ、弱点に集中した対策をとるために「落選をバネにする」ことも大切です。
結果が良くないときこそ踏ん張り時です。失敗から学ぶことは、成功から学ぶ以上に価値があるので、チャンスを生かして、頑張ってください!
☆次回もお楽しみに。