インソース 大島でございます。
春頃には街角で一見して新入社員らしき人とわかるグループに遭遇しましたが、夏になると、その境界線がわかならくなるものです。
不思議なもので、私も、30年余り前の新入社員時代のことが昨日のことのように思い出されます。良きにつけ悪しきにつけ、新入社員というのは、ゼロクリア状態です。新たなスタート地点につけることは、人生の中でもなかなか得られないチャンスです。
もし、今、新入社員に戻ることができたならば、どうしていただろうかと考えてみました。
■かわいがられる社員に
第一に、上司や先輩にかわいがられるように努めます。
人によっては、努力をしなくても、周囲からかわいがられる人はいます。しかし、通常は、それなりの努力が必要です。組織で仕事をする以上、まずは、自分の周囲の人間関係を築くことが重要です。人間関係を築くことができれば、情報が豊富になり仕事がしやすくなります。自分ひとりでいくら頑張っても、たかがしれています。
■率直に聞く姿勢を持つ
第二に、かわいがられるためには、率直に聞く姿勢を持ちたいものです。
変なプライドはいったん捨て去るのが重要です。そのうえで、単に聞くだけでなく、自分の言葉で言い換えて誰かに話してみるという癖をつけるくらいでよいかもしれません。わかることとわからないこととを区別し、自分でよく考えたうえで、わからないことは上司や先輩に訊く。ものごとの本質を知ろうとする努力と言い替えてもよいかもしれません。
■恥をかく、ミスをするのを恐れない
第三に、逆説的な言い方かもしれませんが、もっと、積極的に恥をかいたり、ミスをしていたほうが良かったなと思います。というのも、社会人になって本当に身についたものは、恥をかいたり、ミスをしたりしたときの経験が一番です。
もちろん、よく考えずに恥をかいたり、ミスをすることを肯定しているわけではありません。前提として、仕事を前向きに捉えて、チャレンジする際にミスや恥をおそれないということです。
齢を重ねますと、新入社員のころ、こんな心構えでいたならばと思いをいたします。
☆次回もお楽しみに。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方