■自らの立場と役割を認識し、マナーの"根拠"を知る
ビジネスマナーは、「ルール」や「型」を覚えることからスタートしま
す。しかし、新入社員にとっては、初めて接する「社会のルール」で
あるために、覚えるだけで精一杯でしょう。
また、いわゆる暗記モノとして覚えたマナーでは、
表面的な「アクション」になってしまうために、応用力がなく、
肝心なときに「大失敗」ということもありえます。
インソースの研修では、一つひとつのマナーの背景にある「根拠」を
理解していただき、知識としても覚えやすく、あらゆるビジネスの場で
「応用できる力」を身につけていただきます。
一例をあげると、「席次・席順」のマナーがあります。
上司と自分、お客さまが2人いらっしゃって、
応接室が以下のような状態になっていた場合、
【トビラ】
┏─┓┏─┓
│1│ │2│
┗─┛┗─┛
┏─┓┏─┓
│3│ │4│
┗─┛┗─┛
「3」「4」の部屋の奥にお客さまに座っていただき、
上司が「1」、自分が「2」の席に座ることになります。
これを知識として聞いただけでは、
「ふ~ん、そうなんだ」としか、受講者の方に伝わりません。
しかし、自分がトビラの近くの「2」に座るのは、
「お客さまがお帰りになる際に、自分がトビラを開けてお送りする
役割がある」
という"根拠"を説明すると、受講者に"気づき"が生まれ、
マナーの知識が定着するとともに、4席ではなく、6席の部屋で
あっても、その知識を応用することができます。
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■マナーを"実践"して、信頼を得る
ビジネスマナーの"根拠"を理解して、それを正しく実践することが
できるようになれば、上司から「感じがよい」「この人は立場と役割が
よくわかっている」と信頼を得ることができます。
その信頼は、「マナーを正しく理解しているので、仕事も効率よくやる
だろう」「マナーがしっかりして、お客さまの所に出しても安心なので、
責任ある仕事を任せられる」という上司の判断につながっています。
裏を返せば、ビジネスマナーを正しく"実践"できなければ、
能力が高くても、自分に重要な仕事が回ってきにくくなるという
恐れがあります。
以上の2点のように、インソースの研修では、
マナーの"根拠"を受講者の方にしっかりとご説明することで、
自らの立場と役割をしっかりと認識していただくとともに、
"必要性""重要性"を知ることで、マナーを実践したいという動機を
高めます。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方