■名刺交換の仕方
名刺交換はビジネスの世界では非常に重要です。
名刺交換のシーンをテレビなどで見ると「簡単そうだな」
と思いますが、実際に自分が行ってみると非常に難しいものです。
例えば、受け取るタイミングは渡した後なのか、
先に受け取ってしまってよいのか、細かいところが本番では
非常に気になってしまうと思います。
それが緊張につながり、堂々とかっこよく名刺交換を
できなくなってしまう要因といえます。
しかも、名刺交換はマナーの基本であるがゆえに、
その方法を間違ってしまうと、それだけでお客さまに
悪印象を与えてしまうことにもなりかねません。
☆ちょっとしたエピソード☆
名刺交換の際に、相手が出された名刺の下から名刺を
出そうとしたところ、
先方も下から出そうとしてくださいまして、手と手がぶつかり、
あたふたした経験がありました・・・。
そうならないためにはマナーの基本をしっかりと身につけ、
繰り返し実践し、自分の型にすることが非常に重要です。
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名刺交換には基本ルールがあります。
◆ 基本ルール
1.目下の人から、まず、目上の人に差し出すのが暗黙のルール
(お客さまには必ず先に渡すこと!)
2.名刺を差し出すときは、立ち上がる
(自分が終わっても自社のほかの人が交換している間は
立っていること)
3.差し出す際には、名乗りながら
4.名刺の内容(相手の会社名、名前の読み方等)を確認する
5.名刺はテーブルの上に置く
6.退席の時には、名刺入れに入れる
7.名刺は相手の企業そのものなので、丁寧に扱う
相手の前では名刺にメモを書かない
ロゴや住所や名前に指が掛からないように両手で名刺の端を持つ
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<ワンポイントアドバイス>
もらった名刺は、テーブルの右上に出しておきます。
会議などで複数の人と名刺交換した時は、
名刺を座っている順番に並べて置くと便利です。
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※絶対にしてはいけないこと
・退席時に名刺を置き忘れてくる
・名刺を胸のポケットにしまう、財布や定期入れにしまう、
書類と一緒にしまう
以上が基本ルールです。
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さらにかっこよく、お客さまに好感を持っていただける
名刺交換の仕方をご紹介します。
◆ シチュエーション別 好感が持てる名刺交換
1.訪問したとき
訪問側が先に渡す。
ただし、訪問側が明らかに目上の場合を除く。
2.相手が複数のとき
立場が上の人(上司)から順番に渡す。
3.名刺を出し遅れてしまったとき
「頂戴いたします」とつけ加える。
その後、渡す際には⇒「申し遅れました」と一言つけ加える。
4.同時交換のとき
名刺入れを使う。
お互い相手の名刺入れにのせるようにして渡し、
受け取った名刺は左手指で押さえ、
右手を添えるようにして胸元へ引き寄せる。
5.名刺を切らしてしまったとき
「申し訳ありません、名刺を切らしております。
後日、改めてご挨拶させていただきます」と伝える。
相手の名刺を受け取り、後日郵送する。
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今回お送りしましたポイントを覚えることはもちろん、
名刺交換は繰り返し行い、身につけましょう。
繰り返し行ううちに、新たな発見ができ、自分の型が形成されます。
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