今回からはマナーの文書編をお送りいたします。
■手紙・電話・メールを使い分ける
手紙・電話・Eメールは、それらは「利用場面」(どのような際に使うか)
や、利用した際の効用(「メリット」・「デメリット」)により使い分ける必要
があります。
(1)手紙
手紙でお伝えするのは、最も正式な方法であり、お客様に対する謝罪
など、配慮や誠意を見せることに適しています。
ただ、作成に時間がかかってしまうため、書面は本当に重要な用件に
限りましょう(労をいとわない人は別ですが・・・)。
(2)電話
「電話」は手紙の次に正式なものです。注文や在庫確認の折り返しの
電話など、お客様の緊急な用件に応える方法として適しています。
また、電話はこちらの表情や細かいニュアンスを動的に伝えることが
できるためクレームの対応など交渉事にも向いています。
(3)メール
「メール」は、メッセージを確実に見て頂けるかどうか確証はないの
で、緊急なことや重要な用件には向いていません。
ただ、好きな時間に見ることができ、返信がしやすいなど、
お客様に負担をかけない点は、メールの長所です。
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■伝達手段の使い分け
◆手紙
◇利用する時 → ・正式な場合
・会社 対 会社
(例)お詫び状、お礼状 など
◇メリット → ・信頼感がある
・一覧しやすい
・慎重
◇デメリット → 社外文書などは相手に伝えるために時間がかかる
◆Eメール
◇利用する時 → ・主として連絡に利用
(例)会議案内、議事録 など
◇メリット → ・手軽
・相手を拘束しない
・返信をしやすい
・一斉通信が即時に可能
◇デメリット → ・安易に書き誤解を生むことがある
・セキュリティ上問題がある
・読まれないこともある
◆電話
◇利用する時 → ・面談の代替
・セールス
・交渉にも使う
◇メリット → ・対面に近い
・微妙なニュアンスを伝えることができる
◇デメリット → ・相手を拘束する
・通常記録が残らない
◆FAX(参考)
◇利用する時 → 緊急・重要ではない連絡に利用
◇メリット → ・相手を拘束しない
・一斉通信が即時可能
◇デメリット → ・機密上問題がある
・誤配信が多い
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方