■お悩み相談
~お客様のニーズをどうやって知れば良いのですか?
私は持ち前の気力と体力を武器に、毎日営業をしています!
でもなんか今いち空回りしているような...というのも、商品のご提案
をしてもお客様から、「あ~今、間に合ってます」とか「まだ検討して
いないんだよね~」などと断られてしまうことが多いんですよね。
考えてみるとこれって、お客様のニーズに合っていないからじゃない
のかなって思ってます。でもお客様のニーズってどうやって知れば
いいのでしょうか?
(元気が取り柄の営業担当者)
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☆コミュニケーションのコツ
定期的にニーズの有無を訊ねよう。
様々な質問を投げたり、時には待つことでニーズをつかむ
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【ノウハウ解説】
■お客様が「買いたい時期」は、お客様に訊くことが基本です
基本原則として、商品は「ニーズ」が無いと売れません。まず基本は、
お客様にニーズの有無を訊ねます。「ある」と言われれば、ご提案を
大至急させて頂きますが、大抵の場合、「まだいらない」「もう少し
したら」などと言われるでしょう。
しかし、一度断られただけで諦めてはいけません。
■ニーズがないと言われたら、「いつごろ必要になるか」訊く
粘り強く、「いつごろ必要になりますか」と訊く姿勢が必要です。
また、当社からの情報提供、キャンペーンのお知らせなど、
訪問のたびに様々な球を投げてお客様からニーズを聞くことを
続けます。様々な角度から、お客様の話を聞くことで、幅広く
お客様の考え方や嗜好が分かります。
■ニーズの生まれる前にアプローチする
「6月ごろおいで」と言われたら、必ず5月にいきます。1ヶ月前に
訪問するのが鉄則です。
■季節と共にニーズが生まれる
ほとんどの商品には、売れる時期(旬)があります。「昨年の
この時期にこの商品がこの業界に売れた」というのは極めて
重要なニーズ情報です。たとえば、人材派遣業界を例に取ると、
ボーナス商戦やクリスマスの前は小売業に人材派遣ニーズが
高まります。また、金融業界では、資金的な余裕から、6月、
12月などのボーナス時期がセールスチャンスとなります。
■セールストークは「そろそろ○○の季節ですね」
お客様も必要に迫られ、何か考えなければならない季節
ですから、一緒に考えてくれる営業担当者は歓迎されます。
プロとして、お客様が知りたいこと、検討漏れなどをアドバイス
するのです。まさに、コンサルティング営業ができるわけで、
営業として、やりがいの持てる仕事をするチャンスです。
■ご購入からの期間でニーズが発生する
上記と似ていますが、買い換えの周期もあります。コピー機は
5年に一度買い換える、車は6年に一度買い換えるなど、
よく知られた周期があります。非常に多くの機器購入について
周期性があります。これも確実に追っていけば売上げが上がる
ものです。「ちょうどタイミングかな」と思われるお客様を定期的
にリストアップし、攻めることが求められます。過去の販売リスト
のチェックは営業担当者のたしなみです。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方