■お悩み相談
~たまには一発OKが欲しいです。課長!
どの案件を持っていっても上司に却下されます。上司は私が嫌いなのでしょうか?または、信頼されていないのでしょうか。どうすれば上司から好かれ信頼してもらえるのでしょうか。
(あらゆる業界の「普通」の営業担当者)
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☆コミュニケーションのコツ
・上司のものの見方で見てみる。
自分の考え方、価値基準をまずは捨てる
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【ノウハウ解説】
■上司のものの見方で見てみる
~自分の考え方、価値基準をまずは捨てる
あなたは、いつも「私がこう思ったから...」「こっちの方が重要なはず...」と「自分の考え方」を重視していませんか?まずは、それを捨てることからスタートしてください。
上司から立て続けに却下されたら、「方針転換」の必要があると気づくべきです。
■上司から提案を却下されないためのチェックポイント
1.会社の考え方の本質は何かを理解しているか?
~長期的な利益確保重視
2.上司が却下の理由はいつも同じか?その都度、異なるか?
3.その案件についての価値判断
~「重要度」「緊急度」「案件の見方」に上司と自分でどんな差異があるか考えたことがあるか?
4.上司と話す前に過去の事例(却下された案件)を検討し、その結果を元に上司を突破する作戦を立てているか?
5.上司の過去の経歴、好きなもの、得意なこと、考え方の傾向を知っているか?
■「徹底」した対策とコミュニケーション
あなたは上司の観点で見直した対策を「徹底」して実行していますか?これは単に「考え(てみ)た」だけでは不十分です。
どこかで「私がこう思ったから...」といつもどおりの観点に戻ってしまっていませんか?以下のことを考えてみる必要があります。
1.対策そのものが上司の観点に添っていますか?
2.対策が作戦通り実行されていますか?
ここまで準備しても、すぐ一発OKがもらえるようになるとは限りません。これを繰り返し考え、練習をし、だんだん打率を挙げていきましょう。
また、上司も人の子ですから好き嫌いがあります。人は接触回数が多いと好感を持つと言われています。遠巻きにせず、却下にめげず、明るく笑顔で上司とコミュニケーションを取ることを忘れてはいけません。そうです。繰り返しになりますが、上司には、お客様と接する時と同様の注意が必要というわけです。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方