ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
報告Eメール~自ら「対応方針」を立て、提案する
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)単なる事実の報告に終わらず、「今後の対応方針」など、報告者に求めることを具体的に書く
"今後の対応方針につきまして、ご指示願います。"
(2)報告内容は正確に書く
会議時間、会議場所、応対者などは詳細に書く
(3)報告事項は箇条書きで簡潔に書く
目安は1文50字程度で1つの事柄を書き、全体で200字程度にする
レベル2
(1)自ら「対応方針」を立て、提案し、上司に指導してもらう
■解説
報告のEメールは、忙しい上司に事実を伝え、次の行動の指示を仰ぐために書きます。ですから、忙しい上司に読んでもらうために、簡潔(200字ぐらい)であり、事実が正確に伝わる内容であるべきです。
さらに、もう一歩高いレベルを目指すのであれば、対応方針を書きます。新人・若手にとって自らの判断を上司に伝えるのは勇気がいりますが、まず意見を表明し、上司の指導で判断力を上げていくのが仕事ができるようになる第一歩です。
☆次回もお楽しみに。