【やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α】
やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【場面47】
ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客さま: 常に相手を立てて恥をかかせない/指摘しない
対上司: 何を言われてもムッとせず、素直に受け止める
対同僚・後輩: 公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか、確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
電話応対のマナー~会話のフローを覚え、流れるような対応をする
レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
(フロー)
ア.名乗り
「はい、○○○(会社名)△△(自分の部署と名前)でございます」
イ.相手を確認
「□□の※※さまでいらっしゃいますね。いつもお世話になっております」
ウ.名指し人を確認
「××でございますね、かしこまりました。少々お待ちいただけますでしょうか」
エ.転送(××さんへ転送・・・)
「□□の※※さまからお電話です」「それではお願いいたします」
レベル1
(1)基本用語を練習し、口をついて出てくるようにする
「ありがとうございます」(感謝の気持ち)
「かしこまりました」(承知)
「申し訳ございません」(お詫びの気持ち)
「お待たせいたしました」(お詫びの気持ち)
「はい」(返事)
レベル2
(1)早口でなく、自分のペースを守って話す
(2)1トーン高い声で話す
(3)会話のフローを覚え、流れるような対応をする
■解説
ビジネス電話の応対では、とにかく基本用語を繰り返し練習し、電話を取ったら口をついて出てくるようにします。上記の基本用語が自然と言えるようになれば、新人としては合格点です。ただし、さらに上級を目指すのであれば、これらの基本用語を活用して、どれだけ自然に流れるような応対ができるかがポイントです。電話では、早口、かつ暗い声になってしまいがちです。自分のペースを守って、普段より1トーン高い声を心がけてください。さらに、会話のフローを覚え、相手の反応を想定しながら会話に詰まらず、流れるような対応ができれば、上級者といえます。
☆次回もお楽しみに。
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『やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α』
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