ビジネスで良い関係を築くマナー・コミュニケーション

 【するやり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α】

ビジネスで良い関係を築くマナー・コミュニケーション

お茶出しの仕方~まず自分で味見する

するやり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【場面53】

お茶出しの仕方~まず自分で味見する

ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。

【大前提】

対お客さま:常に相手を立てて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず、素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない

このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか、確認してみてください。自分は周りより頑張る必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。

■今日のテーマ

お茶出しの仕方~まず自分で味見する

レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項

全体のフロー
(1)湯呑み茶碗ひとつでも、お盆は必ず使う
(2)ドアをノックして入室し、ドアを閉めてから会釈「失礼いたします」
(3)上座のお客さまから、机上の邪魔にならない場所に出す
(4)会釈をして、静かにドアを閉めて退出

レベル1
(1)来客から3~4分で出す
(2)暑い、寒いを意識してお茶を出す(冬なのに冷茶はNG)
(3)音を立てて運ばない、こぼさない

レベル2
(1)日本茶の場合、まず自分で味見する
 (おいしいか、熱くないか、ぬるくないか)
(2)1時間経ったら、おかわりを持っていく


■解説

急な来客対応を依頼されたとき、新人のあなたが速やかに上手に対応できると評価は上がります。お茶出しマナーには細かい作法はありますが、基本は「お客さまの邪魔にならないように、丁寧に出す」ことが重要です。お客さまの利き手側(原則右)から出す、等のマナーにこだわるよりも、「書類にこぼして汚さない」「お客さまの手があたらない」位置に静かに置きます。お客さまが入室されてから、3~4分後くらいがちょうどいい時間です。かといって、急ぎすぎてがちゃがちゃ音を立てて運ばないようにします。

また、さらに上級を目指すのであれば、コーヒー、日本茶など、淹れるのが難しいものを出す際、必ず先に味見をしてから出すなどの気遣いが大事です。

☆次回もお楽しみに


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