ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければい
けません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。
自分がどこまでできているか確認してみてください。
自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
上司・先輩と同行する時のマナー~うなずきと議事録に集中
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)こちらから先に上司・先輩に声をかけ、持参物の準備をする
(2)客先で話をしている途中で寝ない、話に関心がないという顔をしない
(3)うなずき、あいづちで上司・先輩をフォローする
(4)ノートとペンを持参し、詳細なメモをとる
レベル2
(1)議事録を作成し、12時間以内に提出する
(2)訪問後の対応を手伝う
■解説
上司や先輩の顧客訪問にお願いして同行させていただく機会に気をつけなければならないのは、「できる」ビジネスパーソンとして振舞うことで、先輩・上司を引き立てることです。
逆に、自分にわからない話をしているからといって、商談中に寝てしまったり、関心がない顔をしてはいけません。
少しでも先輩・上司をアシストできるよう、うなずきやあいづちで話を盛り上げたり、上司・先輩の備忘録として詳細にメモをとります。
また訪問後には、先輩に、この訪問を起点に何を考えたか、どう行動するのかを質問し、先輩の判断軸を自分のものにできるようにすべきです。
さらに、議事録をとり、訪問後の対応の手伝いができるようになれば立派です。