【やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【場面63】】
やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【場面63】
ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
応接でのマナー~席の指定をされなければ、必ず下座に座る
---------------------------------------------------------
レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
---------------------------------------------------------
レベル1
(1)おかけくださいと言われてから座る
レベル2
(1)席の指定をされなければ、必ず下座に座る
◇応接室の上座・下座
基本的に出入り口から近い席が下座です。
二人以上座れる長いソファは一人掛けソファより上座、事務机から遠い席の方が上座、絵画や景色が良く見える席は上座など、環境によって、上座・下座は変わる場合があります。
自分が訪問している場合、指定がなければ出入り口から近い席に座ることだけを意識すればよいでしょう。
◆お茶を勧められたら
(1)先方に勧められてから手をつける
(2)まず、「いただきます」と言う
■日本茶の場合
(1)右手で茶碗を持ち、左手を茶碗の下に添える
(2)退室時、「御馳走様でした」とお礼を述べる
■紅茶、コーヒーの場合
(1)砂糖、ミルク、レモンは自分の好みで使用してよい
(2)退室時、「御馳走様でした」とお礼を述べる
■解説
日本社会には、謙譲の美徳というものがあります。お客様や上司と対応する際は、常に自分が一歩下がるような気持ちでいるべきです。席次ひとつとってもそうです。できるだけ下座に座ることを心がけてください。ただし、譲り合いの応酬は見苦しいので、2回くらいまでにします。
お茶をいただく際の細かい作法は、会社・地域によっても違うので、お茶のいただき方に関しては、最低限すべきことだけ覚えておきます。ポイントは、一つ一つの動作の前に「感謝の一声」をかけることです。そうすれば、お客様も「出してよかった、感じがいいな」と思ってくれるはずです。また、片付ける方のことに配慮して、お茶は飲み残しのないようにすべきです。
☆次回もお楽しみに。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方