【やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α【場面67】】
やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α【場面67】
ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚:後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
上司と外食に行く際、ご馳走していただく場合も払う意志を見せる
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)店は原則、上司の好みに合わせる
(2)自分で店を決める際は上司の好きなもので待たずに入れる店を選ぶ
(3)料理が来るまでの間、沈黙を作らない
◆会話例
「このあたりは○○な店が多いですね。」
「いつも、お昼はどのあたりのお店で召し上がっているんですか?」
「(選んだメニュー名)はお好きなんですか?」
→<私も大好きです。>などと添えるとベスト
(3)上司と食べるペースを合わせる
レベル2
(1)会話においては上司7に対して自分3くらいの分量で話す
(2)ご馳走していただく場合も払う意志を見せる
■解説
上司に外食に出る際、上司から店のご提案があれば従い、「いいところ知ってるか?」と尋ねられれば、味がほどほど、確実に待たずに入れる店を挙げます。上司の年齢が高ければ、こってり系は避けます。また、料理を待つ間、気まずい沈黙を作らないよう、軽い質問を投げかけます。とはいえ、会話に夢中になり、上司は食べ終わっているのに、自分は半分残っているという状況を避けるため、食べるペースは上司に合わせます。
さらに上級者は、自分の話を、相手が話すきっかけと捉え、7:3の割合で上司の話す分量が多くなるようにします。また、会計時に上司が払ってくださる場合も、いったん財布を手に持ち、払う意志を伝えます。「今日はいいよ」という言葉をいただいて、「ご馳走様です」と感謝を伝えます。
☆次回もお楽しみに。
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