【やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α】
やり過ぎぐらいでちょうどいい!印象に残るビジネスマナー+α 【77】
ビジネスコミュニケーションにおける「やりすぎ」とは、何を伝えるにしても、常に「相手をよい気持ちにさせる」ことです。よってコミュニケーションをとる相手のタイプ、状況によって、注意すべきポイントも変えていかなければいけません。
【大前提】
対お客様:常に相手をたてて恥をかかせない/指摘しない
対上司:何を言われてもムッとせず素直に受け止める
対同僚/後輩:公私混同をしない
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。自分がどこまでできているか確認してみてください。自分は周りよりがんばる必要があると思う人は、周りより気をつけるべきことも多いものです。
■今日のテーマ
宴会の幹事のマナー【小規模編】~店の責任者と名刺交換をしておく
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:普通より頑張る必要があると思う人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)言われなくとも幹事をかってでる
(2)料理の好み把握:上司・発言力の強い先輩の好み、行きたい店を確認しておく
(3)人数、年齢分布把握:役職者、年齢が高い方、女性の人数を把握しておく
(4)お住まい把握:帰宅が楽な様に参加者の住んでいる場所を把握しておく
(5)必ず店の下見、味見をしておく
(6)概要が固まったら、一度上司、発言力の強い先輩方に報告し、承認を得ておく
レベル2
(1)店の責任者と名刺交換し、宴会の趣旨を伝えておく
(2)あわせて、店のオススメ料理、コースの場合は出てくる順番、時間を教えてもらっておく
■解説
10名程度の課内の宴会などは、指示がなくても新人が幹事を引き受けます。その際、上司・発言力のある先輩(特に女性)の好みを総合して店を決めます。
年齢が高い方には和食、女性にはテーブル席が好まれます。帰路を考えた店選びも当然必要です。味や雰囲気が良く、安価であるのは当然です。いずれにしろ、概要を決めたら、上司・発言力のある先輩に説明し、承認を得ます。ネット検索だけで決めず、実際に下見もしておくべきです。
さらに上級を目指したいのであれば、店の責任者と名刺交換をし、宴会の趣旨(「上司の昇進祝い」など)を伝え、席など便宜を図っていただきます。あわせて、店のオススメ、メイン料理、お酒の種類、当日の進行(料理の順番など)を確認しておけば当日は万全の仕切りで望めます。
先輩が幹事でもお手伝いする姿勢で臨みましょう。
☆次回もお楽しみに。
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方