※研修準備確認書でミス防止
◇4月頭の新入社員研修の時期には、1日10件以上の研修が同時に動いたりするので、ミスが起きる可能性も高いですが、弊社インソースでは、 どのようにリスク管理をしているのでしょう?
◆はい。今年度はそれほど大きなミスはありませんでした。新入社員の時期は、研修がたくさん入っており、気を緩めない時期なので、逆に、ミスが起きにくいということもあります。
また、弊社では、「研修準備確認書」というものを作成しています。※「研修準備確認書」(HPから印刷してお使い下さい!)
【PDF】
「研修準備確認書」は、研修日時、研修場所、講師の名前はもちろん、新入社員研修で必要になる、テキスト、名札、マジック、プロジェクター、パソコン、名刺入れ、電話機・録音機などの準備物や、研修会社と研修実施先で、それぞれ準備するものなどを確認し合うためのペーパーです。
これは、研修準備の仕事の段取りを確認する意味でも使えます。(是非、新入社員研修のチェックリスト及び備忘録としてお使いください)
この「研修準備確認書」を使って、こちらと先方で、直前に準備物の最終確認をしたので、ミスが起きなかったということもあります。
※新入社員の趣旨と意義を明確に
◇あと、新入社員研修をより良くするために、インソース側が最大限努力するのは当然のこととして、研修実施先の担当者の方に、こういう話を聞きたいとか、こんなことをして頂きたいということはありますか?
■研修の趣旨や意義について教えていただきたいですね。1日や2日間の研修のなかで、マナーができるようになれば良いのか、それとも、それ以外に何か方向性やテーマがあるのかということを知りたいです。
ある研修先では、新人は、学生時代にはそれなりに「できる人間」として通ってきたが、ビジネスの世界からまたゼロからスタートしなければいけないという意味で、「高くなっている新人の鼻をへし折って欲しい」という依頼もありました。
◆新入社員研修の方針がはっきりしていないと、担当講師も困ってしまいますから、会社として、新入社員に求めるものは何なのかを明確にしていただくと大変ありがたいですね。
※研修当日の趣旨説明
◆企業の研修担当者の人は、いろいろとお忙しくて、なかなかやって頂けることも少ないですが、「今日はなぜこの研修を行うのか」「この研修を通じて何を学んで欲しいのか」 という研修の意図や趣旨の説明を、はじまる前に受講者の方に伝えていただきたいですね。
また終わった後も「この研修を今後こういう風に活かしてもらいたい」というように、研修をまとめていただけると非常にありがたいです。
そうすると、受講生の方々も、「自分たちが何を期待されているのか」ということや、「今日、何をしなければいけないか」ということが明確になり、研修で、「なるほど」と、ひざを打つ感も高まるのではないでしょうか。
■研修が始まる5分前に、「はいはい、研修はじまるから座って座って」。研修が終わったら、「今日はお疲れ様。じゃあ明日の課題は・・・」というような感じだと、あまりにもったいないですからね。
※今年度の「
新入社員研修」は是非インソースへ!