■いい雰囲気の子に入社してもらうには、一緒に働きたいかどうかを考える
◇御社の場合、突飛な服装とか突飛な頭の人はまず、新人の時はいないじゃないですか。
◆だってそれは・・・一番最初の時に、きびし~いチェックの目が、「これはだめ」って全部ハネていますから・・・。
◇それは何月くらいにやるんですか?6月くらいですか?
◆いえ、もう採用の段階からやっています。会社説明会にみんな来るじゃないですか。だから会社説明会の段階で提出してもらうエントリーシートで、だめそうなものを別分けにしてしまうんです。まずはそこからですね。
◇そうか、その段階ですでに抜いているんですね。
◆そうです。その次に、SPIなどである程度ふるい分けをして。その後に面接を一応3回くらい。現場ラインのマネージャーたちを入れてやって、一緒に仕事をしたいかをよく考えて面接をしてもらって。
そうすると、下手な人は選ばない。その次に、事業部長クラスがやって、最後が役員。その間も、入って2~3年くらいまでの若い子たちが、どうしても欲しいっていう子にはアプローチをしていきます。
◇そうか・・・。だからいい雰囲気の子が入ってくるんですね。
■突き抜けられるステージを用意する
◆ただ、みんな金太郎飴みたいになるのはな・・・と思って。ウチの者がよく言うのは、「トンガリ」っていうのを使って、 「自分の尖りは何か」とか「お前の部門の尖りはなんだ」っていうのを言っているんですけれども。
やっぱりそこが、自分自身で意識をできているのかということで、横のつながりの作り方とかも変わってくるんじゃないかと思います。
◇僕は、今でこそ会社なんかをやって尖がっていますが、たとえば「ナントカ会」とかでは絶対に前に出られなかったですね。6列目くらいで半分しか写ってないみたいなタイプですから・・・。
尖がりを持てる環境というか、ステージを用意してやって、それを掘り出してあげることだと思うんです。 「この場では誰もいないから、やらざるを得ない」という状況に置いてあげれば、何か出てくるんですよ。
たまたまでもいいから、何名か隔離して、無理難題を押し付けて・・・。そうすると田舎の子は、割とがんばれるんですよ。
「なんかわかんないけど俺、コレやることになってる、 どうしよう・・・、やんなきゃ・・・」
という風に思える機会を与えてやることが大切ですね。
(次週につづく)
※次週は、「資格はアクセサリー!研修を成功させる一番の秘訣」というテーマで、インタビューの続きをお届けいたします。お楽しみに!!
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