来年度に向けて、本年度の研修のクオリティをさらに向上させるために、新人研修を担当した講師や、約30社の企業様に「今年の新人の特徴」に関してヒアリングいたしました。
貴重なご意見を多数いただきましたので、その主要なものを以下にご紹介させていただきます。
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■今年の新人の特徴
≪長所≫
「まじめで、勉強好き。学ぶことに積極的で自分磨きに熱心である」⇒優秀な人材が多く、教育対象としては、大変やり甲斐のある素材
≪課題点≫
(1)素朴であるが、「自分」優先で、「他者」の立場に立つことが苦手
・叱られるとすぐにしゅんとなってしまう
・事前連絡なしに平気で休むなど、言動や態度に公私の別がない
・研修報告書を書くために徹夜し、その結果、欠勤するなど
個人が優先で、組織や公の立場をあまり考えない
(2)課題が与えられると動くが、自分で考えることが苦手
・明確な課題を与えると非常にまじめに取り組むが、
受身で積極性がない
・困難に遭遇すると、すぐに答えを求めたがる
・活発的に質問をしてくるが、質問内容が細かい
根本的な問題をつきとめるというより、方法論をとても気にする
(3)同期との仲は良いが、先輩・上司とコミュニケーションがとれない
・同期とのコミュニケーションは取れるが、上司・先輩と話せない
・「報・連・相」をしっかりとしない
(4)文章力・論理力が驚くほどない
・文書や報告が要領をえない
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■2009年度・新人研修のねらい
インソースでは、上記のような、新人の方の「課題点」に対応する形で、本年度の新人研修のねらいを決定いたしました。
(1)様々な立場から物事を考え、自分中心の視点から脱却し、上司・お客様のことを中心に考える「他者視点」を身に付ける
(2)考えるための「フレームワーク」と「考え方の軸」を身に付ける
(3)仕事の手戻りやトラブルをさけるため、ビジネスにおける上司・先輩・お客様との「コミュニケーション」の作法を身に付ける
(4)仕事上の自分の立場を踏まえて、必要な情報を読み取る能力や状況に応じて「文書を作成する能力」を身に付ける
+ + +
ま た、従来は、「人事部が研修で新人を育て切って、現場に渡す」という形で新入社員の育成が進められてきましたが、最近の新人の方々は社会人として完成する のが遅く、現場の方々も(人事部と)「共に育てる」という意識をこれまで以上に持っていただく必要があると考えています。
そうした意味で、インソースでは、来年度の新入社員研修での、OJTのさらなる充実の必要性をご提案しております。新入社員研修とともに、弊社の「現場育成力向上・コンサルティングサービス」や「OJT研修」もご検討いただければと思います。
※「現場育成力向上・コンサルティングサービス」
※【集団研修】「OJT研修」
※【東京開催・公開講座】「OJT研修」
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■「新入社員研修」ラインナップ
以下では、インソースの新入社員研修・人気カリキュラムの「ビジネス基礎研修」「ビジネス文書研修」「仕事の進め方研修」に加え、今年イチオシの考える力を育成する「図解思考力研修」のおすすめの4タイトルをご紹介させていただきます。
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☆1☆ 「ビジネス基礎研修」
~ここで学ぶマナー・コミュニケーションがビジネスの基礎になる!
≪研修ご担当者様の声≫
・学生気分をはやく抜けさせたい
・ビジネスや社会活動を行う上での"常識"を身に付けさせたい
・どこに出しても恥ずかしくないようにマナーをしっかりと
身に付けさせたい。
≪研修のポイント―意識変革、基本動作を体得―≫
入 社間もない新入社員にまず期待されるのは、学生から「社会人・組織人」への意識変革を遂げることです。また、現場では、新人の方が、社会人として必要な挨 拶、名刺交換、電話応対などのビジネスマナーの知識や基本動作を体得して、いち早く「安心」「信頼」できる人材に成長することが求められています。
インソースの研修では、本当にビジネスの現場で必要とされるビジネスマナーを身に付けていただき、すぐに現場で"動ける"人材の育成を目指します。
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★2★「ビジネス文書研修」
~現場力の向上に即効性あり!合理的な目や文章のロジックを育成!
≪研修ご担当者様の声≫
・新人の文章がダラダラと長く、詰め込み過ぎでわかりにくい
・新人の報告書・議事録を見せられても、要を得ない
・そもそも報告すべきことが何かわかっていない
≪研修のポイント―合理的な目や文章のロジックを育成―≫
「一 文は40字前後の簡潔で要領を得た文書にする」「誰から誰へ、何のために送るのかを明確に」などを意識しながら文章を書く鍛錬をします。具体的には、 2000字程度のプレスリリースの文章を200字・50字に要約する演習や、E―メール、報告書、議事録の作成を行います。
上記を通じて、ビジネスに必要な合理的な"目"や文章のロジックを育成するとともに、仕事を円滑に進めたり、成功へと導く「文書作成力」を身に付けていただきます。
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☆3☆「仕事の進め方研修」
~知っていると"10年"得する効率の良い仕事術
≪研修ご担当者様の声≫
・まじめに仕事に取り組むが、向上心に欠け、受身体質
・新人がビジネスの"いろは"を知らない。
・新人に「コスト意識」や、「品質」「納期」の重要性を認識させたい。
≪研修のポイント―QCDRSの理解。PDCAの徹底―≫
ビジネスパーソンと学生と動きの違いは「経済合理性」です。研修では、"仕事の質"(Q)、"自分のコスト"(C)、"期日"(D)などを意識し、「企業人」「組織人」の一員として、経済合理的に仕事をする意識を高めていただきます。
また、実際の現場に即した事例をケーススタディとして、みんなで考え、協力しながら仕事を進める演習もご用意しております。
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★4★「図解思考で整理して考えるクセをつける研修(1日間)」
~図解思考を現場で活かすための実践演習中心のカリキュラム!
≪研修ご担当者様の声≫
・自分で考えるというクセがない
・考える"基本"ができていない
・考えさせても、問題の根本原因より、瑣末な事象、方法論にとらわれる
≪研修のポイント―考え方の"基本"。論理的思考・図解思考力≫
情報化時代のいま、大量の情報を整理して、問題の本質を抽出する能力が頓に求められています。また、課題を解決するための論理的な道すじを立てる能力は今後、仕事を進める上で不可欠です。
本研修では、「図解」の基本を習得するとともに、その知識を仕事に活かす以下の3つの図解フレームワークを理解します。
(1)「本質の把握」:キーワード、エッセンスを抽出
(2)「問題発見」:キーワードの構造と関係を明確化
(3)「課題解決」:問題の本質を見極め"見える"化
そして、上記の3つの図解フレームワークを意識して、現場の課題に即した図解思考演習を繰り返し、実践力を身に付けます。
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「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方