■最低限必要なことだけやる
現在、内定者教育に力を入れることが流行しています。
教育・研修のご担当者の方も、現場が即戦力を求めてきているので、内定者研修で、できるだけ多くのものを学ばせて、新人を仕上げてしまいたいと思っています。
しかし、実際に内定者を研修する段階になると、学校の授業や卒論で忙しかったり、一回も仕事を経験したことがないので、内容がピンとこなかったりと、なかなか思うように研修が実現しないことがほとんどです。
内定者研修は、欲張って、あれもこれも詰め込むと逆効果で、最低限必要なものに絞り込んで行なった方がいいと思います。
"最低限必要"なものについての考えは、会社によって違うでしょう。IT企業なら資格の取得の補助に内定者研修を使うのもいいですね。
・・・というようなことを2、3年前までは思っていました。
しかし、最近の新人は、なかなか最低限のことも理解できていないような気がします。
最近、弊社で「コピー取りの方法」「ステープラーの留め方」 「会場設営の方法」など、『仕事の常識』という内容の冊子を作って、お客さまにお配りした所、大変喜ばれました。
やはり、みなさま、新人の方で困っているんだなあと感じました。
※『仕事の常識」が必要な方は是非、このメールアドレスまでお問い合わせください。
■文字をたくさん読ませることがおすすめ!
特に、私から内定者教育としておすすめしたいのは、たくさんの"文字"を読む練習です。
最近は、新人が、新聞や日経ビジネスなどの雑誌を読まないという話をよく聞きます。
新聞を読む習慣や、自分の会社に必要な情報を新聞の中から探しだす能力、たくさんの文字を読み、それを要約して自分で文書を作成することは仕事の基本です。
文字を読む練習には、新聞を読ませるのが1番です。
ただ、読めというだけでは読まない人間も必ずでてきますので、全員が実行するように、新聞を読ませて、興味を持った記事について、「どのような理由でその記事に興味を持ったのか」という内容でレポートを書かせる方がよいでしょう。
そうすれば、ビジネスに関する幅広い素養が身につくとともに、内定者の能力のポテンシャルなども把握することができます。
■業務知識を身に付けさせよう
仕事で重要なのは業務知識と一般常識ですが、新入社員が知っている"常識"はSPIレベルであり、不十分です。
ビジネスの一般常識といえば、例えば金融業界ならば、
・信用金庫と銀行の違い
・証券会社と銀行の違い、など
業界に関する知識を含むものです。
業界知識は日常生活を普通に送っているだけでは絶対に身に付かないものです。文字を読む練習を行ない、最低限、必要な業務知識を内定者に付けさせましょう。
内定者研修ではありませんが、私は、大学の卒論でクレジットカードの研究をしました。
その際、私は、卒論の指導教授に進められ、『月刊消費者信用』という雑誌を学部の時から愛読するようになりました。
三和銀行に就職してしばらく経ち、あの時、業界の勉強をしておいてよかったなあと感じました。
また、現在、私は教育・研修会社をやっていますが、クレジットカードについて勉強したことは、今でも、カード会社さんとお付き合いさせて頂く際に活きています。
業界の知識は、知っておいて絶対に損はありません。
是非、内定者研修の際には、本をたくさん読んでもらって、業界の知識を豊富に持ってもらいましょう。
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インソースでは、2009年春の「新入社員研修」に向けて、たくさんの良い講師を確保いたしました。
たびたび弊社にも、「新入社員研修の空き講師はいるか」というお問い合わせがありますが、本年は、各企業様の研修日程が分散傾向にあるため、現在でも良い講師がたくさんスタンバイしております。
ただ、良い講師から予定がどんどん埋まっていきますので、ご検討の際は、お早めにお申し付けください。
以下に、弊社の「講師の特徴」と「新入社員研修」のラインナップのご紹介をいたします。
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■「
2013年春・新入社員研修」~自立性あふれる、現場で"考え""動ける"人材の育成
■「
新入社員研修・公開講座」~1名様から受講可能!ビジネス一般スキル・ITスキルのカリキュラム満載!
■「
現場育成力向上・コンサルティングサービス」~若手が飛躍的に育つ環境作りとは?戦略的に現場を育成するためには?
■「
OJTリーダー研修 ~現場育成力向上編(1日間)」