新入社員研修　成功のヒケツ36話

「新入社員研修の実施例（３）～新人の危険な兆候を察知する」～新人研修ご担当者インタビュー「サービス業の新人研修」　

---次に、新入社員研修で注意されていることを教えて下さい。

◆やはり、新入社員の目を見ることです。やっぱり悩んでいる人間は死んだ目をしています。トロンとしてしまいますからね。眠くてトロンとしているのとは別ですよ。
　　　　
その悩んでいることをいかに早く見つけてやるかということですね。本人はなかなか言い出せないわけですよ。がんばれがんばれと言われてますから、なかなか弱音を吐くのが難しいんですよ。

そこをどうやって見つけてやるかということなのですが。まあ、それも簡単にはいきませんからね。研修で集めた時以外は、ゆっくり時間をとって見ることもできませんから。

---受講生の皆様は、どこの職場の方もある程度体育会系のような雰囲気があるので、弱音をなかなか吐かないとおっしゃるのが分かる気がします。
　
そういう苦しい思いを、見つけて誰かがそれを吐かせてあげるのは本当に大事ですよね。

◆なかなかできないんですよ。しようと思わなければできません。

---そのように、新入社員の苦しい思いのわずかなサインを見つけようと思っている方が研修担当者としていらっしゃるということだけでも、本当に大きいことだと思います。
　　　　　
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---では、最後になりますが、新入社員研修でご苦労なさったことをお聞かせください。

◆みんな苦労していますが・・・（笑）今年の研修はまだ終わっていませんので、なんとも言えませんが、大変というか、こっちが悩んでいるのは、アンケート等で、新入社員に自分の気持ちを出させることですかね。

なんとなく、彼らの答えが、こっちが考えている研修の意図などを深読みして、「自分達はそれに対してこういう答えを出さなければいけない」という雰囲気が強いのではないかと思うんです。

あまりにも、そのままズバリとでてきますので、このまま、額面通り受け入れていいのかなと疑問に思います。入社してから一番うれしかったことに「お客さんが『ありがとう』と言ってくれたこと」とかね。もっと胸の内は違うのではないかと思えてきます。　　　　

もちろん、打ち合わせはさせてないですよ。その場で書かせていますから。本当にそうかなのかもしれないですけどね。
　　　　

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