1.「あいさつ」の原則
社会人となって仕事を進めていく上で、「人と人とのつながり」は大変重要です。なぜなら、「私」と「あなた」がただそこにいればいいのでなく、お互いの立場と役割を考える必要があるからです。立場と役割を踏まえた「人と人とのつながり」の始まりにあるものが「あいさつ」なのです。
あいさつは、「私は、あなたの存在を認めています」という意思表示です。言い換えれば、あいさつをしないことは、相手を無視することと同じ意味になってしまいます。
新入社員の皆さんは、上司・や先輩から先にあいさつをされてしまうということがあるかもしれません。しかしこれは、上司・先輩の存在に気づくのが遅いということになってしまいます。このことで、「自分の立場に対する認識が弱い」と判断されることがあるかもしれません。
内定期間中は、実はまだ完全に社内の人間になったわけではありません。入社した直後も、相手にとっては「見慣れない奴」であり、一番目下の立場にあたるわけですから、積極的に、相手よりも先にあいさつをしましょう。また、あいさつが相手に聞こえていないということもよくあります。地声が小さい人は特に要注意です。
ビジネスで使うあいさつ言葉に慣れていないと、大きな声で「いらっしゃいませ」というのが気恥ずかしかったり、「お待たせいたしました」とスムーズに口が回らなかったりすることがあります。まごつかず、自然に言葉が出てくるように日頃から使い慣れておく事が大切です。
お詫びの際に、つい「すみません、ごめんなさい」と謝ってしまい、お客さまから「本当に悪いと思っているのか、『申し訳ございません』というのが本当だろ」とさらにクレームになることもあります。使い慣れない、使ったことのない、あいさつのことばを声に出してみましょう。
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2.「あいさつ」の言葉
(1)7大用語
・おはようございます(明るくイキイキと)
・いらっしゃいませ(歓迎の気持ちをこめて)
・かしこまりました(キビキビと)
・少々おまちください(安心させるように)
・申し訳ございません(素直にお詫びする気持ちを表して)
・失礼いたしました(謙虚な気持ちで)
・ありがとうございました(心からの感謝で)
(2)その他よく使うあいさつ
・外出する時 「いってまいります」
・帰社した時 「ただいま帰りました」
・退社する時 「失礼します」「お先に失礼致します」
・お茶や食事をご馳走になった時 「ごちそうさまでした」
・他の部屋を尋ねる時「失礼します」「お邪魔します」
・話しかける時 「今よろしいでしょうか」
「お忙しいところ申し訳ありませんが」
・目上の方に 「お疲れ様です」
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3.「あいさつ」は言葉だけでなく全身で
あいさつは「言葉」も大切ですが、視線、表情、姿勢も大変重要です。
≪ポイント≫
・相手の目を見ているか
・笑顔はできているか
・声は明るいか
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4.おじぎのポイント
・背筋を伸ばす
・首を曲げない
・上体を腰から倒す
・一度とめる
・ゆっくりと元に戻す(スピードが大事)
・アイコンタクト
綺麗なおじぎは、手は指をそろえ、右手の上に左手を重ね、背筋をまっすぐ伸ばして首を曲げずに腰から上体を倒します。一度、頭を止めて上体を起こすときにも注意し、ゆっくりと丁寧に起こします。
*女性の場合、指先を腿のあたりでそろえる様にすると綺麗です。
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