ないでしょうか?
新人たちはいったい今、何を考え、どんなことに悩んでいるのか?
それを理解してうまくフォローしてあげることが、解決へと導く第一歩であり、この大事な時期をうまく乗り越えるかどうかが、彼らが会社にとって必要なビジネスパーソンになれるかどうかの分岐点ともなりえるのです。
とはいえ、皆さんが新人をフォローするつもりは大いにあったとしても、新人にとって皆さんはまだ少し遠い存在。。。本音を語るどころか、悩みも打ち明けられないでいるかもしれません。
インソースはこれまでに数え切れないほどの「新人フォロー研修」を実施して参りました。そこでは我々が出会った新人の数だけ、あるいはそれ以上の多くの悩みに直面してきました。きっと皆さんの周りの新人も、そのような悩みの1つや2つ、抱えているに違いありません。
今日はそんな「新人フォロー研修」から見えてきた悩み解決のヒントをお伝えしようと思います。
■この時期の新人の悩みって?
新人にとって、仕事の悩みはつきものです。その悩みに気づいてあげて、解決へと導いてあげることが大切です。
では、新人はどんなことに悩んでいるのでしょうか? 新人からよく聞くのは、仕事に関するこんな悩みです。
1.業務知識が少ない
2.質問が上手くできない
3.仕事を上手く回せない
4.この先、進む道が見えない
まだ一人前じゃないから業務知識が少なかったり、仕事を上手く回せないのは当然です。それに、これから先のことを考えるのは早い気もしますよね?
でも、新人が前向きで向上心のあるうちに、自信をなくしてあきらめてしまわないうちに手を差し伸べてあげてください。
■悩める新人に伝えたいこと
1.業務知識が少ない
通常業務や雑用に追われ、業務修得のための時間が確保できないのはよくあること。業務知識やスキルが身につかないと焦るのも当然です。
・業務知識は一朝一夕には身につかない→時間をかけた地道な努力が
必要
・業務知識(スキル)は実務を通して身につけるのが基本
・業務知識習得のための「努力」は自宅でもできる
業務知識は時間をかけ、努力の積み重ねで得るものなのです。
2.質問が上手くできない
質問すべきことと自分で判断すべきことの区別がつかず、簡単な作業にひどく時間がかかってしまったり、質問のタイミングを見計らい、いざ質問をしようとしても、上手く伝えられなかったりと、そんな小さな失敗の繰り返しは誰にでもあること。
新人は「質問するために調べる」が基本!
・質問ができないのは「質問力」が足りないのではなく、質問のための
「事前準備」が足りないことが原因である
・質問のタイミングは「待つ」のではなく「つくる」もの
・質問しやすい環境は、「礼儀」や「日ごろの小さなお手伝い」によって
造られる
上手く質問することで、成長するための「近道」を自分自身で切り開いていけるのです。
3.仕事を上手く回せない
「業務量が多い」、「時間が足りない」という悩みは、何も新人に限ったことではありません。しかし、新人にとって問題となるのは、全体像が見えないので、やるべきことの優先順位が分からないということです。
・業務量が多いのではなく、自分の業務容量が少ないことを自覚
・仕事において十分な時間を与えられることはないことを知る
・与えられた時間で十分な成果を出すためには創意工夫が必要
・仕事の目的や優先順位は考えるものではなく、「確認」するもの
仕事を上手く回すにはもちろん「経験」が必要! でも、意識ひとつで気持ちが楽になったり、少しずつ改善されたりするものなのです。
4.この先、進む道が見えない
会社に入って数ヶ月。ゴールが見えない一本道を歩き始めた新人にとって、先が長く感じられるのは言うまでもなく、自分の選んだ道は正しかったのか? この先、自分がやりたい仕事を見つけられるか?と不安になっていることでしょう。
・まずは自分の職場から会社を見てみる
・やりたい仕事は「志望動機」に照らして考えれば見えてくる
・やりたい仕事に就くには、自分で目標を立てること
すぐに自分の進むべき道が見えてくるものではないが、達成感を感じられる仕事の積み重ねであったり、小さくても目標を持ち続けられることが、新人たちの道しるべになってくれるのです。
※次回は「新人フォローのポイントその2~自立と自律~」というテーマでお話します。お楽しみに!
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