■内定式に出席するのは主に経営トップ層
今回は、内定式についてのアンケート結果をご報告いたします。入社前の一大イベント、内定式ですが、実施時期については、ほぼすべての企業が10月に実施されているようです。会場は本社もしくは合宿所、ホテルなど様々でした。内定者数と会場のキャパシティによって、開催場所は決定されているようです。
その内定式への参加者について、「どのような立場の社員が参加すべきか」という質問にもご回答いただきました。その結果、
1.役員・・・27%
2.人事担当・・・22%
3.社長・・・17%
という結果になりました。実際の出席者も、役員・経営層が参加されているところがほとんどでした。その他、部課長級社員、先輩社員が出席すべきという企業、「本来であれば全社員出席すべき」と考えている企業もありましたが、これらは、その企業の規模にもよるようです。
■内定式の内容はほぼ全ての企業で一致
内定式の内容ですが、企業代表や会長、人事部からのご挨拶、内定者からの挨拶がメインのところが圧倒的に多くみられました。その他のプログラム内容で特色のあったものは、
・配属先の発表
・テスト
・(その企業の提供する)サービスの体験
・諸連絡
・入社後の研修スケジュールやその簡単な内容の説明
といったものでした。また、内定式の後、懇親会を開き、内定者同士、また先輩社員や人事担当との信頼関係の構築・強化を図っていらっしゃるところもありました。
■計画は夏以降から
内定式の計画時期についてもおうかがいしました。7月以降に計画をするところが全体の78%と最も多く、内容のいかんに関わらず、年間のスケジュールに組み込まれているようでした。
しかし、計画中に困ることとして、
・会長、社長以下のスケジュール調整ができない
という回答もありました。これについては、「内定式の計画は夏以降だが、社長のスケジュールだけは3月に押さえておく」などの工夫で何とか乗り切られているようです。根回しはもう少し早い時期から始められる、というところでしょうか。
■内定式で困るのは「内定者のマナーの悪さ」
実際の内定式でお困りのことも聞いてみました。圧倒的に多いのは、
・内定者のマナーの悪さ
・内定者からの挨拶(所信表明)がうまくいくか不安
というもの。特に人数の多い内定式ではマナー・態度の悪い内定者が目立つようで、「自分だけなら分からない」という意識が働いているようにみえます。この部分は、内定者教育で事前にフォローできそうなところです。具体的なビジネスマナーはさておき、「私語をしない」「足を組まない」「背筋を伸ばす」といった就職活動中にはやっていたハズのことを、改めて認識させることで、対応できるのではないでしょうか。
※次回もお楽しみに!
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