■入社式は「社内」が大多数
採用から内定者フォローの時期もあっという間に過ぎると、いよいよ入社の日を迎えます。ご担当者さまにとっては感慨深い、とはいえ、気の抜けないイベントであるかと思います。今回は入社式のあれこれについてお聞きしました。
入社式の場所ですが、およそ70%の方が社内で実施するとお答えになりました。規模が大きくなると、ホテルなどを貸し切って実施されるところもあるようですが、ほとんどのところで本社のホールや会議室などを利用されているようです。
■入社式までの準備と当日の内容
入社式までに準備すべきことについては、ほぼ全ての方が「社内調整」と「受け入れ準備」の2つを挙げていらっしゃいます。その具体的な中身としては、「新人への連絡」「会場のセッティング」「司会進行役の選定」「社長など経営トップ層の訓示の準備」などとなっています。
また、比較的早い段階からこれらの準備を進め、入社式直前では、「新人研修内容の考案」「入社後の受け入れスケジュールの調整」などに注力されている企業もあるようでした。
気になる入社式の内容と時間についてもお聞きしました。
内容としては、「社長訓示」に始まり、「役員や人事の挨拶」「組織の説明」「今後のスケジュールについての説明」などが主流となるようです。その他、新人からプレゼンテーションがあったり、挨拶があったりするようで、新人と受け入れる側、双方が参加できる内容となっているようです。時間については、「半日」というのが63%という結果でした。
では、どのような立場の方が入社式に出席されるのでしょうか。90%以上の方が、会長・社長以下経営トップ層と、人事部の出席は不可欠であるとお考えのようです。中には社会人としての手本を見せるべく、先輩社員が出席されているようなところもございました。将来的にOJTやメンター担当者も出席すべきと考えていらっしゃるお客さまもおられ、入社式が単なる儀礼だけでなく、新人、既存社員のどちらにもためになるイベントとなるかもしれません。
■新人のマナーの悪さに困っているご担当者さまも多いようです
最後に、入社式で「困ること」を聞いてみました。
一番多かったのは「社内調整」で36%。その内容は様々であるようですが、式自体の準備ではなく、忙しい社員の皆さんに快く参加、協力してもらえることに骨を折られている様子がうかがえました。
また、新人に対しては、マナーの悪さが困るとお答えになるところも多く、その対応についても苦慮されているようです。立ち居振る舞いや身だしなみだけではなく、たとえば「話の後で質問を促しても、誰も手を挙げない」といった大人としての対応ができない新人も多いようで、入社前の教育などが重要となる一面が見えました。
☆次回もお楽しみに!