■新人研修についてお聞きしました
入社式が済むと、いよいよ新人研修が始まります。新人が学ぶべきことは、山のようにありますが、とはいえ優先順位はつけなければなりません。研修ご担当の方は、何を一番に学んでもらいたいと考えているのか、お聞きしました。
■最も優先されるのは「社会人への意識の切り替え」
今回、「新人研修では何をやるべきであると考えますか?」という質問をさせていただいたところ、以下のような順となりました
1.学生から社会人への意識の切り替え・・・62%
2.ビジネスマナーの習得・・・50%
3.業務知識の習得・・・50%
(複数回答あり)
「社会人としてまずは挨拶がきちんとできるようになって欲しい」「しつけとして社会人の振る舞いを教えたい」といったような、決して高度な内容ではないが重要なことを、しっかりと教えておきたいというご意見が大多数でした。
その上で、「現場に出して恥ずかしくないビジネスマナーと業務知識を教えるべき」ということで、マナー研修、業務知識習得研修を重視されているご様子でした。
インソースの新人研修でも、ビジネスマナーの指導の前に、社会人として組織で働くことについて、じっくりと時間をかけてお伝えするようにしておりますが、やはりどの企業さまも、この部分は重視されているという結果になりました。
■研修内容の具体的な検討は9月頃が多い
では、その研修内容の具体的な検討は、いつから始められるのでしょうか。
最も多かったのは、年末年始というご回答。入社式前の慌ただしい時期に入る前に、腰を据えて考えたい、というご様子がうかがえました。ついで多かったのは、9月。前年の新人の正式配属後、現場から上がってきたタイムリーな要望も踏まえて、ご検討されているようでした。タイムリー、ということであれば、少数意見でしたが、「新人研修終了後すぐに振り返りを行い、来年度の内容を決める」というものも。その年の反省点を、覚えているうちに次年度に活かす。なかなかできないことですが、ブラッシュアップの意味では、大変有意義なことかもしれません。
■一人あたりの研修ご予算については、バラバラでした。
新人研修の一人あたりの予算もお聞きしました。全体的には10万~50万というご回答が最も多く、そのほか、50万~100万円というご回答もちらほらと見られましたが、100万円以上というところはみられませんでした。とはいえ、こちらは会社規模や採用人数、職種によって異なるため、一概には比較できないところであると思われます。
☆次回もお楽しみに!