■とにかく厳しく指導して欲しい
どこの企業・自治体でも一番力を入れる新人研修。こだわりや思い入れが自然と強くなり、それゆえに様々なオーダーをいただく研修でもあります。オーダーといっても、研修内容そのものへのご要望は少なく、どちらかというと「指導の仕方」に対するものが多く感じられます。そのような要望で近年一番多くいただくのは、「とにかく厳しく指導して欲しい」というものです。その背景には、いわゆる「ゆとり世代」への危惧や、厳しい経済環境で困難に立ち向かえるだけの精神力を身につけさせて欲しい、というものがあります。
■講師と「密に」連携が取れる!
さて、そんなご要望に弊社だったら、どのように応えられるでしょうか? 弊社の特徴の一つであり、強みのひとつとして、テキストを本社の企画開発部が作成し、講師は自身の経験を活かしながら、テキストに沿って講義を進めるというものがあります。
その中で、講師とは「ここで全員へこませるくらいに、きつく指導してください」など、指導のポイントまで言及して打ち合わせをさせていただきます。
だからこそ、講師の素養やキャラクターに任せっぱなしにならず、ご要望に沿った講義の実現に近づきます。
■研修の前後も厳しく!
お客さま先に常駐をして、運営のお手伝いをさせていただいている場合は、講義の「前後」でも厳しさをご提供できるというのも弊社の強みです。
たとえば、昨年はある自治体さまで、こんなことがありました。新人のマナー研修を行った昼休み。研修室のゴミ箱を見ると、可燃も不燃も一緒くたに捨てられていました。
ゴミ箱の上に分かりやすく張り紙をしていたにも関わらず、です。そこで、昼休み明けに運営担当から、「ゴミ箱をご覧ください。あれだけ分別をお願いしているのに、まったくなされていません。心当たりのある方は、今すぐに仕分けしなおしてください」と研修生に向かってお願いをしました。
普段だったら、分別くらいは運営担当が最後のゴミ捨ての時にやっています。しかし、今回は新人研修。しかも「厳しく指導をして欲しい」という要望の元に行ったものだったため、研修生に動いてもらうことにしました。
常駐の場合には、このように講義の中身だけではなく、研修所全体を含めた新人研修という場そのものを、デザインし、実施するお手伝いをさせていただいています。
このように、新人研修は研修時間だけでなく、その前後の時間も活用し、総合して社会人としての基礎をお伝えすることも1つの方法だと考えます。ぜひご活用ください!