■前回と変えるのはパワーが必要
次年度の計画を立てる際、前年実施した内容を踏まえると、
改善が必要なこと、変えなくてもよいことが明確になってきますよね。
その際、労力を割かねばならないのは、やはり「改善が必要なこと」でしょう。
実施時期は?対象者は?カリキュラムは?テキストは?講師は?
......改善の方向性に合わせてテコ入れの箇所を決め、それに付随して
運営フローなど周辺の事項も変えなくてはならないかもしれません。
また、協力会社や講師への依頼など、新しい工程も入ってくるかも
しれませんし、上司に改めて決裁を取る必要もあります。
■一方で、いつも気に掛けている
とにかく、何かを変える、となるとパワーが必要です。
しかしながら、そんな苦労をして産み落とされた新しい企画は、
まるで我が子のようにかわいいものです。
そんな研修は、次年度の開催が楽しみでしょうがない、
という方もいれば、気に掛けているからこそ心配のタネだ、
という方もいらっしゃると思います。
■「前回と同じ」とき、見落としがち
さて、そんな中、実は見落としがちなのが「変えなくても良いこと」
に対する準備です。特に気をつけなければならないのは、
4月の外部講師の日程です。
4月、というのは言うまでもなく新人研修で、
どこの自治体も企業も、研修会社もそして講師も、
研修に携わる人間にとって一番の繁忙期です。
今年と同じでよい、ということは少なくともその講師は
良い講義を行ったはずです。
もしかしたら、「もう○○講師以外は考えられない!」というくらいの
信頼を置いている場合もあると思います。一方で、そんな講師は
どこでも引く手あまただとも言えます。
講師の中には半年先のスケジュールまでびっしり、
なんて方もいらっしゃいます。
また、研修準備に関しても同様です。去年と同じだから......と思って
確認を怠ると、「今年は一部追加資料があった!」なんてことを
見落としがちです。
■変えなくても良いことこそ、注意する
「○○研修は、講師もテキストも実施時期も今年と同じでOK」
となった時点で優先順位が下がっていませんか?
決められるところは順次決めていくこと。
せっかく全体でいい企画を作れたのに、
磐石だと思っていた足元をすくわれたらたまらないですからね。
インソースは4~6月の研修へのギリギリのご発注も
できる限り承ります。お気兼ねなくご相談ください。
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