新入社員研修 成功のヒケツ36話

 

新入社員研修 成功のヒケツ36話

頑張ってきた過程+結果をほめる

頑張ってきた過程+結果をほめる

新入社員に対する育成で、育成担当の先輩方も苦労されていることと思います。
本日は、面談の1つのコツとして「承認のスキル」のお話をします。
■「承認」とはただほめることではない
「承認することが大切」といいますと、一見「褒める」ことと同義のような気がしますが、異なります。「承認」とは、継続的に相手の行動を観察し、その結果として相手の存在価値を認めることです。「自分に関心を持ってくれている」「自分の行動の過程を見てくれている」という認識が、部下・後輩のモチベーションに大きく影響を与えます。
相手の良いところをほめる・・・これは「賞賛」です。
相手が頑張ってきた過程+結果をほめる・・・これが「承認」です。
■他者との比較はしない
「承認」で大切なことは、相手個人の中での絶対的な成長の評価にポイントをおきます。誰かと比べてどうか、ということではなく、あくまでもその人だけを見て、過程と結果をほめること。これが「承認」です。
■「承認」を支える「観察能力」と「伝達能力」
「承認」を実際に行うときは、部下・後輩の仕事ぶりをよく観察し、一人ひとりの持ち味や強み、成長の様子を心にとめながら、適切なタイミングで的確なほめ言葉を投げかけることが大切です。不自然なタイミングでほめられても、相手はいぶかしがるだけですし、的を射ない内容でほめられても、おだてられているととられてしまいます。
「観察」のポイントは、長所に着目することと、変化に着目することです。
なお「伝達」のポイントは適切なタイミングで、的確な内容を伝えることです。
■一貫性のある「承認」が成長の実感を与える
「承認」のアクションに一貫性が保たれることで、部下・後輩に対する影響力はさらに高まります。部下・後輩は、上司・先輩にほめられることで自身の成長を実感し、また達成感を覚えるようになります。逆に、思いついた時に適当なほめ言葉を投げかけるようなことが続くと、効果がないどころか、逆に上司・先輩の言葉への信頼を失うことになりかねません。
■普段のコミュニケーションも大切
「承認」では、普段のコミュニケーションも大切です。まずは、挨拶をおざなりにしないようにしまよう。挨拶は、必ず顔を向けて行います。「おっ、今日は一段と声が明るいね」など、変化に対するコメントを加えることで、部下・後輩は「おざなりでないこと」を感じ取ります。
感じたことを率直に伝えることも大切です。「あなたの指摘のおかげで、お客さまに迷惑をかけずに済んだよ」と、率直に部下・後輩の功労をほめることが、「承認」としては一番効果的です。客観的に「良かった」と伝えるのではなく、"私"の気持ちとして伝える、という点がポイントです。
また、質問には必ずレスポンスするということも大切です。クイックレスポンスであるほど、受け取る側に「承認」されたという意識を持たせることができます。
・。.・。.・。.・。.・。.・。.・。.・。.・。.・。.・・。.・
▽インソースの新人研修について、詳しくはこちら
▽1名様から受講いただける公開講座もございます。詳しくはこちら

おすすめ研修



各種コラム

人材育成関連

  • 人材育成ノウハウ ins-pedia
  • 人事・労務に関する重要語辞典 人事・労務キーワード集
  • 人気のメルマガをWEBでもお届け Insouce Letter
  • インソースアーカイブス
  • 全力Q&A インソースの事業・サービスについてとことん丁寧にご説明します
  • インソース 時代に挑む
  • 全力ケーススタディ 研修テーマ別の各業界・職種向けケース一覧
  • 新入社員研修を成功させる10のポイント
  • 研修受講体験記 研修見聞録
  • 人事担当者30のお悩み

仕事のスキルアップ

  • 上司が唸る書き方シリーズ ビジネス文書作成のポイントと文例集
  • はたらコラム はたらく人への面白記事まとめました
  • クレーム対応の勘所
  • 人事のお役立ちニュース

銀子シリーズ

  • 七十代社員の人生録 銀子の一筆
  • シルバー就業日記 銀子とマチ子
  • 人気研修で川柳 銀子の一句

開催中の無料セミナー

  • WEBins
  • モンシャン