今週は、OJTトレーナーとして、組織から求められている役割について考えます。
■OJTトレーナーに求められるもの
(1)組織としての方向性の理解
OJTを通して部下・後輩に伝える「仕事の考え方」は、組織としての方針と合致していなければなりません。OJTトレーナー自身が、まず、組織の方針を明確に理解し、部署としての育成方針を上司と確認した上で、部下・後輩の育成に携わることが大切です。
■OJTトレーナーに求められるもの
(2)自信に裏打ちされた強力なリーダーシップ
組織がもつ「考え方の軸」に沿って、部下や後輩を一つの方向に導くためには、自信に裏打ちされたOJTトレーナーの強力なリーダーシップが不可欠です。
誰しも自分の能力、指導内容に対し不安を持つことはありますが、
1)「仕事の意味・目標を明確化する(指導の大義名分)」
2)「考え抜いた計画」
3)「周到な準備」
の3つを徹底することで指導に対する不安を克服し、自信を持って指導できるようになります。
■OJTトレーナーに求められるもの
(3)覚悟と責任
OJTを自分の部下・後輩に対して行うにあたっては、覚悟と責任が求められます。たとえ部下や後輩が間違ったとしても、「全部自分が責任を持つ」という覚悟を持って取り組むことで部下・後輩からの信頼が生まれ、ひいてはそれがOJTトレーナーにとってのリーダーシップの源泉となります。
また、部下・後輩と信頼関係を築くことは、彼らの仕事に対する積極性やモチベーションの向上にもつながります。
■OJTトレーナーに求められるもの
(4)自己の再確認
部下・後輩を指導する前に、まず、自分自身を振り返りましょう。自身の行動や業務知識がOJTトレーナーとして十分かどうかを改めて確認しておきます。
☆来週もお楽しみに!