先週は、部下・後輩に突然「辞めたい」と言われたら、どのように対処すべきかというケーススタディを解説しました。
本日も、OJTを進める上で直面するかもしれないケースについて詳しく解説します。
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【ケーススタディ】抱えている仕事が多い上に、マネジメントする部下・後輩の人数が多く、面倒を見きれない
私には10名を超える部下・後輩がいます。自分の業務も進めつつ、部下・後輩への指導を行う立場ですが、一人ひとりに費やす時間がないためか、なかなか指導が徹底できません。その上、今回さらに新人を迎えるとなると、さらに全員に指導が行き届かないことが懸念されます。
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■多数の部下を上手に指導するコツ
(1)部署内集合研修の活用
こんな場合は部署内集合研修を活用し、部下を集め、同時に全員に説明を行います。育成担当者自身の時間節約になりますし、みんなで指導を受けることで、他のメンバーと知識の相互補完ができ、指導の定着度が高くなります。
(2)業務指導シートの活用
シフト勤務などで、集合研修が不可能な場合もあります。そんな時には、「誰に」「何について」「いつ」指導したかをチェックしていくことにより、指導忘れを防ぐことができます。具体的には、連絡すべき業務(横軸)、連絡する相手(縦軸)、指導した日付を記入します。
【業務指導シートはコチラ↓】
https://www.insource.co.jp/common/download/ojt_sheet11.pdf
(3)メーリングリスト、掲示板の活用
自分と部下のタテの関係だけでなく、メンバー同士のヨコのつながりを強固にすると、自分の目の行き届かないところも、メンバー同士で相互に補完してくれることがあります。
メンバー同士で連絡の取れるメーリングリストの設定や掲示板、連絡ノートなどの活用が効果的です。
■アドバイス
部署内集合研修や業務指導シートの活用により、仕事の品質を安定させ、無理なく向上させる事が可能になります。さらに、『「意味」を教えるシート』等を教材とする事で仕事の意味や本質に関する理解がより深くなります。
【「意味」を教えるシートはコチラ↓】
https://www.insource.co.jp/common/download/ojt_sheet8.pdf
☆来週もお楽しみに!
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方