先週、服装や外見を改めない新人には「考え方の軸」を示すことが効果的だとお伝えしました。今週のケーススタディについても「考え方の軸」を持たせることが重要です。
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【ケーススタディ】同じミスを何度も繰り返す
些細なミスを繰り返す部下がいます。例えば、客先への納期回答を忘れたり遅れたりします。普段から態度は真面目で、ミスをする度にしっかり反省しているように見えますが、また同じようなミスを繰り返します。どうしたら分かってくれるでしょうか?
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この場合、指導する立場としては、「仕事の意味」をまず徹底し、業務に対する判断力を養って、行動を改めていくことで改善可能です。あせらず、長い目で育成していきます。
■まず、業務の意味を理解させる
「『意味』を教えるシート」を活用します。このシートを育成担当者ではなく、部下自身に作成させることで理解を徹底するのも有効です。
業務の意味は理解しているようだが、行動が伴っていない場合は、育成担当者が横に付いて逐一作業を確認し、つまづくポイント(原因)を見抜いていきます。チェック欄を使い、ひとつひとつ確認していきます。
■アドバイス
今回の様な指導を受ける時、相手は緊張を強いられます。指導の際、できている点を認めつつ、達成感を感じさせながら行います。そうすることで部下・後輩自ら自分の不得意部分を取り除くように努力するようになります。一歩一歩の気持ちで指導しましょう。
☆来週もお楽しみに!