【新人に伝えたい「やりすぎマナー」】
新人に伝えたい「やりすぎマナー」 【15】
従来守るべきとされていたのは、ビジネスパーソンにとっての必要最低限のマナーです。しかし、「できる」ビジネスパーソンになるためにはさらに上をいく「ちょっとやり過ぎでは・・・」と思われるくらいのマナーが必要なのです。
このシリーズでは、いろいろなシーン別に、レベルに合わせた動き方をお教えいたします。あなたの周りの新人がどこまでできているか確認してみてください。さらにレベルアップを期待する新人には、プラスαのマナーを伝えてあげて下さい!
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■今日のテーマ
応接でのマナー~席の指定をされなければ、必ず下座に座る
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レベル1:ビジネスパーソンとして気をつけるべき事項(当たり前)
レベル2:さらにレベルアップを期待される新人が気をつけるべき事項
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レベル1
(1)おかけくださいと言われてから座る
レベル2
(2)席の指定をされなければ、必ず下座に座る
◆お茶を勧められたらg
(1)先方に勧められてから手をつける
(2)まず、「いただきます」と言う
(3)退室時、「御馳走様でした」とお礼を述べる
※日本茶の場合は右手で茶碗を持ち、左手を茶碗の下に添える
■解説
日本社会には、謙譲の美徳というものがあります。新人には、お客様と対応する際は、常に自分が一歩下がるような気持ちでいるべきだと教えましょう。
席次ひとつとってもそうです。できるだけ下座に座る心がけが必要です。応接室のソファの形状、窓や絵画の位置によって、下座・上座は変わることがあります。基本的には出入り口に近い方が下座であることだけでも知らせておくべきです。ただし、譲り合いの応酬は見苦しいので、2回くらいまでにします。
お茶をいただく際の細かい作法は、あまり気にする必要はありません。ポイントは「感謝の一声」をかけることです。そうすれば、お客様も「出してよかった、感じがいいな」と思ってくれるはずです。
☆来週につづく
「きみは営業に向いてない」
周りの人にさんざん言われていながら入社早々営業担当になってしまった中島が伝える、営業の頑張り方