■「CS・接遇」が注目されている理由
(1)接客が組織のイメージを左右する
企業であれ、自治体であれ、基本はお客様(住民)に心から満足していただくことを目的としています。
直接お客様と接する社員の態度が顧客満足に大きくかかわり、会社のイメージを左右することになるのです。
(2)接客はビジネスの『原点』
自分の給料を「お客様から」頂戴しているという意識が十分でない社員も多く、ビジネスの原点ともいうべき接客の重要性が、いま改めて見直されています。
(3)接客は業務改善の重要事項です
実際に、「接客態度が原因でお客様を失った」企業が想像以上に多いのが現状です。い期間をかけてつかんだお客様を失うのは一瞬です。「お宅のセールスマンは感じ悪いから」「電話の応対が不親切」等々。
対人関係は「理性三分・感情七分」といわれるとおり、相手の心を無視した応対が取引解消の主要因という話が多くあります。
(4)接客は業務改善の『盲点』
これまで【接遇研修】は他の研修(マネジメント研修や専門研修等)に比べ、重要視されていませんでした。わずかに新入社員研修の中に組み込んで実施しているだけ、という企業がほとんどで、内容も必要最低限のレベルというのが実態です。
(5)接客の改善は全社的な活動です
これまでの高度成長時代では、それでも何とかなりましたが、時代は大きく変わり、低成長、モノ余りの時代となりました。
一方、一人ひとりのお客様を意識しないでも売れた時代に育った世代が、いまや中堅・幹部クラスになりつつあります。
ここに経営トップは危機感を募らせているのです。役職員全員の接客能力を向上させなければこの難局を乗り切れないと、多くの経営トップが認識し始めています。
現在、接客は業種・業界を問わず必要とされています。
(6)最近の特徴
これまで接遇研修とは無縁と思われていた病院や予備校などからの問い合わせが増えています。
これらの経営者からは、医師の過剰、あるいは生徒数の減少の影響を接客能力向上により最小限にくい止めたいという気持ちが伝わってきます。
このようにあらゆる業種、業態で接客能力向上が求められているのです。
~CSについて理解を深め、正しい接遇・応対スキルを習得する!
本研修では組織に適したCSをグループワークを通じて具体化します。
そして、お客様の話の聴き方、クッション言葉を踏まえての依頼・お断りなどについて、現場で起こりうる場面設定を行い、応対者、顧客役に分かれ、ロールプレイング形式で接遇・応対の演習を行って頂きます。