■変化の激しい時代には、「計算されたOJT教育指導」が求められる
OJTの課題は、部下・後輩を現場で"考えて""動ける"自立した人間へと育成すること。
現在のような変化の激しいビジネス社会においては、マニュアルやOFF=JTで体系的な知識の整理を行うだけでなく、個人の成長に寄り添う"計算された"OJT教育指導が求められています。
若手社員のOJT担当者には、そのやや上の年次の若手が指名されます。
しかし、通常の仕事の中では、部下の指導方法を体系的に学ぶ機会はほとんどないと思います。
そこでこの研修を受け、OJT指導者に必要とされるスキルをじっくり学んでいただきます。
■「OJTを効果的に進めるスキル」、「教え方をプロデュースするスキル」
弊社のOJT研修では、以下2つのスキルを学びます。
1.OJT指導を効果的に進めるスキル
~部下指導の目標設定、「何を教えるか」を考える
2.部下への教え方をプロデュースするスキル
~育成スケジュール策定と若手との接し方ノウハウ
本研修では、まず「若手が抱える不安」を認識した上で、若手の立場に立って考える姿勢を持ちます。
次に、「今後は、自分が人を育てる側になる」という育成担当者としての役割認識を持っていただくため、意識転換を促す演習を行います。
小手先のテクニックではなく、企業組織の理念に合わせたOJTの本質を理解します。
その後、1.OJT指導を効果的に進めるスキルを学び、「育成計画目標シート」を作成していただきます。
2.の部下への教え方については、「ホウレンソウ」、「効果的な指示の仕方」、「ほめる、叱る」等、若手育成に必要なコミュニケーションのポイントを身に付けます。
若手との接し方のコツ、具体的なノウハウについて、グループワーク・ケーススタディを通じ、体感していただきます。
■研修の特徴
OJT指導に役立つ書き込みシートを用いた演習やグループワークを多く盛り込み、OJT指導者として重要なスキルを身に付けます。
若手のスキル確認、育成計画作成のために、以下のような、書き込みシートを用意しています。
・「コミュニケーション評価シート」
・「自分の現状を振り返るシート」
・「育成計画目標シート」
・「仕事の『意味』と行動を具体的に教えるシート」
・部下に仕事を引き継ぐ「部下への引継ぎシート」 等
グループワークでは、部下の顔を思い浮かべながら、具体的な育成計画を作成する等、研修中に実践的なノウハウを習得することができます。
研修の中で指導方法・ノウハウを知り、翌日からのOJT活動につなげていただければと思います。