この時期、インソースでは「新採用職員研修」のお声がけを、毎日のように頂戴しております(有難うございます!!)。
皆様の職場におかれましても、いよいよ本格的に「新人研修」の計画を立てられているところが多いのではないでしょうか。
社会人としての心構えやマナー、業務知識、コミュニケーションのとり方など、身につけてもらいたいことは沢山おありだと思いますし、その為に多くのプログラムもご用意されていることと思います。
しかし、新入職員様を立派な職員に育てるために必要なことは、何も「新人研修・教育」に限りません。不安と期待でいっぱいの新人の皆様を、暖かく迎え、教え導く立場にある「先輩職員様、上長様」の存在とその指導が欠かせないのです。
インソースでは、これから新人の育成担当に当たられる予定の皆様に「OJT研修」をご提案いたします。
■「OJT」の意義とは?
OJT(On the Job Training)とは、各職場において、部下・後輩の育成をすることを指します。そのメリットとして以下の3点があります。
(1)教育を受ける者の能力にあった、適切な指導が行える
(2)必要があれば、その場で即座に実施が出来る
(3)職場の状況に合った実践的な指導が出来る
とはいえ、OJTは、単に「職場で部下にわからないことを教える」ことではありません。育成担当者自身がOJT教育を通して、自分の知識やノウハウを整理できますし、部下や組織にとっても、注目すべき意義があるのです。
研修ではまず、「OJTとはどういうものか」、そして「OJTの意義と必要性」をみなさまにお伝えいたします。
■新入職員の悩みとは?
新入職員さまは、職場や業務に充分慣れ親しんだ方には思いも寄らない悩みを抱えている場合があります。
例えば、「庁舎のレイアウトが複雑で、よく迷う。そのせいで、ミーティングに遅れそうになる」だとか、「あまりにもPCを使った作業が多く、業務を覚える事よりもPCスキルを覚えるので大変」など。
しかし、一番多く上がってくる意見は、やはり「職場の雰囲気に馴染めるかどうか不安」だったり、「先輩や上司とうまくコミュニケーションがとれなくて困っている」という人間関係に関わるものが多いです。
育成担当者の方も、「良好な人間関係の中で、指導・教育を進めたい」と思っておられることでしょう。 とはいえ、「優しすぎたり、甘やかしすぎたり、変に気を遣いすぎたりする」のは、また少し話が違ってきます。
■「ほめること」の大切さを知り、適切に「叱る」テクニックを知る
当たり前の話ですが、新入職員様は社会人としても未熟であることが多いですし、業務知識や仕事の進め方については「ほぼ何も知らない」のが普通です。
ベテランの職員様も、その点について頭では理解していても、時々は「これはだめだ!」と新入職員様を叱りつけたくなるような場面はないでしょうか。
しかし、良かれと思って「叱った」ことが、「叱られた」側を傷つけたり、あるいは「反感を買う」ことになっては、元も子もありません。実は「叱る」前には「きちんとほめる」ということをしないといけないのです。
インソースのOJT研修では、この「ほめること」の重要性を知って頂くために、実際に"ほめる"実演をしていただきます。この実習を通して、普段、部下・後輩を「ほめ慣れていないか」について気付いて頂きます。
そして、続いて、この「ほめる」ことが上手な人が、実は「叱り」上手でもあることをご説明いたします。
さて、「人から叱られる」ことが好きな方はいないと思います。特にその叱り方が感情的であったり、何を叱られているのか分からなかったりすると余計に嫌な気分にもなります。
そこで研修では、「叱り方の手順」をお伝えします。「叱る」という形で、物事を部下・後輩に伝える時にはタイミングや場所、「聞き方」「伝え方」が重要です。
研修では、「叱ると怒るの違い」を踏まえ、適切に「叱る」テクニックをご説明します。
■育成担当者の悩みを共有する
いざ、新入職員が自分の部署に入ってくると、育成担当者のみなさまは通常の業務に加えて、部下・後輩指導の役目が降りかかってくるわけですから、いつも以上にお忙しくなられると思います。
しかし、指導・教育において、時には「どうしよう、困ったな」「誰かに相談した方がいいな」という局面も出てくるはずです。
また、「他の育成担当者はどのようにやっているのだろう」と疑問に思うこともあるでしょう。
ただ、あまりにもお忙しく、また組織上のご都合で、なかなか他の育成担当者の方と悩みを共有する時間もないのではないでしょうか。
そこで、「特に問題なく向見えた新人がある日突然"辞めたい"と言ってきた。何が原因かもわからない。こんな時どうしたらいいのだろう?」といった、皆様に身近な問題を研修の最後に考えて頂きます。
ディスカッションを通して、意外な解決策が見えてくるかも知れません。育成担当者様も、悩みながら指導・教育に当たられているはずですから。
研修の場を借りて、「育成担当者同士の親交を深め、今後に役立てていく」ことも、この研修のポイントです。
以上、OJT研修の流れをご説明いたしました。この春から新入職員様や部下・後輩指導の任にあたられる予定の職員さまにぜひともお薦めしたい研修です!!
是非、ご検討ください。
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